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【金相場】週明け27日のNY金相場は、新型肺炎の拡大懸念から投資家のリスク回避姿勢が強まり3営業日続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1577.40ドル(+5.50ドル)と、中心終値では7日に付けた直近高値(1574.30ドル)を上抜き、2013年4月9日相場以来およそ7年ぶりの高値で取引きを終了。中国発の新型コロナウイルスによる肺炎の中国内感染者は2800人超、死者は82人となった。感染が世界的に拡大すれば、経済への悪影響は避けられないとの懸念が広がり、米株相場は寄り付きから下落。半面、安全資産とされる金に資金が流入する形となり上げ幅を拡大。相場は7日に付けた高値を抜いて、約7年ぶり(2013年4月9日以来)の高値となった。ただ、外国為替市場ではドルが対ユーロで上伸した事から、金の割高感につながり上値を抑える要因となったほか、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策発表を29日に控えて、様子見ムードも幾分広がった。
国内の金相場は、リスクオフの流れからNY相場が上伸した事を映しプラス圏で推移。買取ベースでは1gあたり6,032円(+11円)と、前日同様に記録的高値となった8日相場以来およそ3週間ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
01/28 6032円 (+11円)
01/27 6021円 (+39円)
01/24 5982円 (-19円)
01/23 6001円 (+14円)
01/22 5987円 (-33円)
01/21 6020円 (+14円)
01/20 6006円 (+19円)
01/17 5987円 (-8円)
01/16 5995円 (+35円)
01/15 5960円 (+14円)
10日間の金相場平均価格:5,999円/g
【パラジウム相場】週明け27日のNYパラジウム相場は、リスク回避姿勢の高まりから株安に連れたほか、ドル高や持高調整が出た事で3営業日続落。中心限月の3月限は1トロイオンス2173.60ドル(-142.70ドル)と、売り優勢で取引きを終了。中国政府は肺炎の拡大を受けて春節(旧正月)連休の延長を決め、上海市やハイテク産業の集まる蘇州市は企業に休業の延長を通知した。世界経済鈍化への懸念が強まるなか、米国株や欧州株価が全面安となるなど投資家心理も悪化しており、パラジウムも連れ安になったほか、このところの急騰に対する利確目的の売りや、ドル高にも圧迫され調整地合いの展開となった。
国内のパラジウムは、調整地合いとなったNY相場を映し3日続落。買取では1gあたり8,767円(-292円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
01/28 8767円 (-292円)
01/27 9059円 (-396円)
01/24 9455円 (-335円)
01/23 9790円 (+434円)
01/22 9356円 (-462円)
01/21 9818円 (+127円)
01/20 9691円 (+742円)
01/17 8949円 (+171円)
01/16 8778円 (+357円)
01/15 8421円 (+215円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,208円/g
15:20現在の金相場は1トロイオンス1582.95ドル、パラジウムは2229.70ドル、為替は1$109円05銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は買取ベースで金6,119円(+11円)、パラジウム8,965円(-291円)、銀72.71円(-0.44円)、プラチナ3,900円(-31円)と、国内貴金属は週明けのNY相場を映して金を除いてマイナス圏へ。金はNY相場がリスク回避目的から買われ、約7年ぶり(2013年4月相場来)の高値を更新した事を映し、国内でも引き続きプラス圏で推移し続伸。前日同様に記録的高値となった8日相場以来およそ3週間ぶりの高値となった一方、銀はマイナス圏に反転、パラジウム・プラチナはこのところの急騰に対する調整もあって、共に3日続落となりました。
【27日】NY貴金属相場(中心限月終値)
金:1577.40ドル(+5.50ドル)
銀:1805.60セント(-5.70セント)
パラジウム:2173.60ドル(-142.70ドル)
プラチナ:991.70ドル(+3.30ドル)
【金相場】週末24日のNY金相場は、新型肺炎の感染拡大への警戒感から、相対的に安全資産とされる金商品にリスク回避目的の買いが入り続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1571.90ドル(+6.50ドル)と、7日相場以来およそ2週間半ぶりの高値で取引きを終了。米国疾病対策センター(CDC)は24日午前、新型コロナウイルスによる肺炎をめぐり、米国内2人目の感染者が確認されたと発表。これまでに22州で63人が検査対象となっていたことも明らかになった。この報をきっかけに市場ではリスク回避志向が高まり、安全資産とされる金商品を買い戻す動きが活発化。米国株安や米長期金利の低下も買い材料となり、相場はプラス圏に浮上した。中国湖北省武漢市で発生した新型肺炎は、西部青海省とチベット自治区を除く全土に拡大。これまでの集計で、同国内の患者数は800人を超え、26人が死亡した。25日の春節(旧正月)前後には延べ30億人の移動が見込まれており、世界的な感染拡大への警戒感が強まっている。
国内の金相場は、買い優勢となったNY相場を映し反発。買取ベースでは1gあたり6,021円(+39円)と、プラス圏に転じ、直近高値を記録した8日相場以来およそ3週間ぶりの高値に値戻しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
01/27 6021円 (+39円)
01/24 5982円 (-19円)
01/23 6001円 (+14円)
01/22 5987円 (-33円)
01/21 6020円 (+14円)
01/20 6006円 (+19円)
01/17 5987円 (-8円)
01/16 5995円 (+35円)
01/15 5960円 (+14円)
01/14 5946円 (-9円)
10日間の金相場平均価格:5,991円/g
【パラジウム相場】週末24日のNYパラジウム相場は、供給逼迫を背景とした上昇局面にあるが、リスク回避志向の高まりや前日からの利確売りに押され続落。中心限月の3月限は1トロイオンス2316.30ドル(-12.70ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優勢となった前日相場の安値反動から買い戻しが入り、時間外取引きでは一時2394ドルを付けるなど上昇した。しかし買い一巡後は、新型肺炎の感染拡大への警戒感から、米国株式が下落するなどリスク回避志向が高まり、パラジウムも連れ安に。相場は上げ幅を縮小し次第にマイナス圏に反転した。
国内のパラジウムは、利確売りやリスク回避からNY相場が売り優勢となった事を映し続落。買取では1gあたり9,059円(-396円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
01/27 9059円 (-396円)
01/24 9455円 (-335円)
01/23 9790円 (+434円)
01/22 9356円 (-462円)
01/21 9818円 (+127円)
01/20 9691円 (+742円)
01/17 8949円 (+171円)
01/16 8778円 (+357円)
01/15 8421円 (+215円)
01/14 8206円 (+115円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,152円/g
14:15現在の金相場は1トロイオンス1583.55ドル、パラジウムは2289.45ドル、為替は1$109円08銭前後の値動きで推移しております。
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