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2022年01月25日国内金相場は3営業日ぶりに反発したほか、パラジウムは6連騰し8,500円台に浮上するなど一段高に↑

【金相場】週明け24日のNY金相場は、リスク回避ムードから逃避目的として買われ3営業日ぶりに反発。中心限月の2月限は1トロイオンス1841.70ドル(+9.90ドル)と、買い優勢で取引きを終了。前日相場の流れを引き継ぎ、朝方は売りが先行した。しかし、ウクライナ情勢緊迫化への警戒感から米株式が大幅に下落するなど、投資家のリスク回避姿勢が強まった事を受け、安全資産とされる金商品に買いが集まり相場は次第に買い優勢に反転。また、米長期金利の低下や、対ユーロでのドル上昇が一服したことも支援材料となり、結局この日はプラス圏で引けた。25、26両日に行われる米連邦公開市場委員会(FOMC)に市場の関心が集まっている。約40年ぶりの高水準に達したインフレの抑制のため、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締めに向けて何らかの方向性を示すのではないかとの観測が広がっている。

国内の金相場は、N買い優勢に転じたNY相場を映し反発。買取ベースでは1gあたり7,368円(+47円)と、値を上げ3営業日ぶりにプラス圏に反転しました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

01/25  7,368円 (+47円)

01/24  7,321円 (-27円)

01/21  7,348円 (-32円)

01/20  7,380円 (+84円)

01/19  7,296円 (-14円)

01/18  7,310円 (+21円)

01/17  7,289円 (-2円)

01/14  7,291円 (-46円)

01/13  7,337円 (-33円)

01/12  7,370円 (+79円)

10日間の金相場平均価格:7,331円/g


【パラジウム相場】週明け24日のNYパラジウム相場は、引き続きロシア・ウクライナ間の情勢緊迫化が警戒され強地合いが継続。中心限月の3月限は1トロイオンス2141.00ドル(+36.70ドル)と、5営業日続伸し、終値では11月17日相場以来およそ2ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。急騰した5日間の上げ幅は+262.80ドル(+12.3%)となった。ウクライナ国境周辺へのロシア軍の兵力集結を受け、米国防総省報道官は24日、必要なら東欧で北大西洋条約機構(NATO)部隊を支援するため、最大8500人の米軍部隊の準備態勢を強化したと明らかにした。ロシアがウクライナに軍事侵攻するのではないかとの懸念が深まる中、米国務省は在ウクライナ米大使館職員の家族に退避命令を出したと発表し、英仏独などもこれに追随。ロシア・ウクライナを巡る地政学的リスクの高まりから、先行きの供給不安が警戒されパラジウムはこの日も買いが旺盛となった。一方、地政学的リスクの高まりから、欧米株が急落するなどリスク回避ムードが台頭したが、需給バランスの観点からパラジウム相場の影響は限定的で、この日も一段高で引けた。

国内のパラジウム相場は、一段高となったNY相場を映し上げ幅を拡大。買取では1gあたり8,558円(+148円)と、6連騰し8,500円台に浮上。昨年11月18日相場以来およそ2ヶ月ぶりの高値となるなど価格水準を切り上げ、現在一段高で推測中。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

01/25  8,558円 (+148円)

01/24  8,410円 (+237円)

01/21  8,173円 (+181円)

01/20  7,992円 (+380円)

01/19  7,612円 (+55円)

01/18  7,557円 (+16円)

01/17  7,541円 (-16円)

01/14  7,557円 (-132円)

01/13  7,689円 (-99円)

01/12  7,788円 (+5円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,073円/g


11:50現在の金相場は1トロイオンス1843.90ドル、パラジウムは2141.70ドル、為替は1$113円77銭前後の値動きで推移しております。

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