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2017年12月18日国内金相場は前営業日の下げを戻し反発↑一方、パラジウムはマイナス圏に転じ上値追いが一服↓

【金相場】週末15日のNY金相場は、強弱入り混じる展開となったドルの値動きを眺め、売り買いが交錯し横ばい推移。中心限月の2月限は1トロイオンス1257.50ドル(+0.40ドル)と、小幅ながら値を伸ばし3日続伸して取引きを終了。この日は早朝にかけてドル売り・ユーロ買いが先行していたことから、金相場は朝方までは堅調に推移し買いが先行した。また、低調な内容となった12月のニューヨーク州製造業景況指数も、金には若干の支援材料となっった。しかし、その後は米税制改革法案の年内成立への根強い期待感などを背景にドルがユーロに対して買い戻され、ドル建てで取引される金商品の割安感が薄れたことから、昼前には上げ幅を縮小し小動きな展開となった。

国内の金相場は、小幅ながらプラス圏で引けたNY相場の値動きや、為替動向からプラス圏で推移し上昇。小売ベースでは1gあたり4,963円(+19円)と、前営業日の下げを戻し反発しました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

12/18   4963円 (+19円)

12/15   4944円 (-18円)

12/14   4962円 (+7円)

12/13   4869円 (+3円)

12/12   4866円 (-24円)

12/11   4890円 (+20円)

12/08   4870円 (-18円)

12/07   4898円 (-14円)

12/06   4912円 (-44円)

12/05   4956円 (-5円)

直近10日間の金相場平均価格:4,973円/g


【パラジウム相場】週末15日のNYパラジウム相場は、前日までの連騰に対する利益確定売りが出た事からマイナス圏に沈下。中心限月の3月限は1トロイオンス1015.40ドル(-13.30ドル)と、5営業日ぶりに反落して取引きを終了。この日のパラジウムは、ドルの軟化を背景に序盤は買いが先行し小高く推移した。ただ、前日には一代高値(2001年2月相場ぶり)を更新し価格水準を切り上げていた事から、次第に高値を意識した利確売りが出たほか、プラチナに対する割高感も意識され売りに反転。ドルの持ち直しや、週末を控えた持ち高調整的な売りも出た事で、この日はマイナス圏で推移した。

国内のパラジウムは、軟調となった週末のNY相場を受けて上値追いが一服。小売では1gあたり4,120円(-11円)と、前営業日に付けた高値(約16年10ヵ月ぶり)から後退し、本日はマイナス圏での値動きとなりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

12/18   4120円 (-11円)

12/15   4131円 (+38円)

12/14   3931円 (-6円)

12/13   3937円 (±0円)

12/12   3937円 (+17円)

12/11   3920円 (-11円)

12/08   3931円 (+92円)

12/07   3839円 (+37円)

12/06   3802円 (-54円)

12/05   3856円 (-86円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,070円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:15現在の金相場は1トロイオンス1255.95ドル、パラジウムは1017.80ドル、為替は1$112円63銭前後の値動きで推移しております。

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