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2017年09月21日国内金相場はマイナスに転じ反落した一方、パラジウムはプラス圏で推移し反発↑

【金相場】20日のNY金相場は、米FOMCを前に様子見ムードが広がる中、ドルが対ユーロで弱含んだことによる割安感などを背景に買いが優勢となり上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス1316.40ドル(+5.80ドル)と、4営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日の外国為替市場では早朝からドル売り・ユーロ買いが進行し、ドル建てで取引される金商品に割安感が生じたほか、前日までの売りに対する反動からショートカバーや安値拾いの買いも見られ序盤より堅調となった。さらに、トランプ米大統領が前日の国連総会の一般討論演説で、核・弾道ミサイル開発を続ける北朝鮮に対し、脅威を与えるなら「完全に破壊する」と警告を発したことも、安全資産とされる金には下支え材料となった。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明の発表を午後に控えて様子見ムードも強かったため、大きな商いには繋がらず全体的に値動きは小幅だった。その後、引け後に公表された米連邦準備制度理事会(FRB)は、政策金利据え置きの声明を発表する一方、「年内あと1回」の利上げ見通しを堅持した。これを受け、外国為替市場ではドル高・ユーロ安が急速に進行したことから、金相場は時間外取引でマイナス圏に沈んだ。

国内の金相場は、時間外取引で下げに転じたNY相場を映して反落。小売りベースでは1gあたり5,108円(-10円)と、本日はマイナス圏での値動きとなりました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売り)》

09/21   5108円 (-10円)

09/20   5118円 (+12円)

09/19   5106円 (-25円)

09/15   5131円 (+24円)

09/14   5107円 (-19円)

09/13   5126円 (+53円)

09/12   5073円 (+6円)

09/11   5067円 (-46円)

09/08   5113円 (+25円)

09/07   5088円 (-6円)

直近10日間の金相場平均価格:5,014円/g


【パラジウム相場】20日のNYパラジウム相場は、売り買いが交錯した後、ショートカバーや安値拾いに買い支えられ上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス910.15ドル(+5.85ドル)と、プラス圏に転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、ファンド筋の手じまい売りなどを受け調整地合いとなった前日相場の流れを引き継ぎ、一時900ドルを下回るなど序盤は軟調な展開となった。ただ、その後はドル安・ユーロ高が進行し、ドル建てのパラジウムは割安感から買い戻されたほか、安値拾いの買いにも支えられプラス圏に反転。米国株が連日で史上最高値を更新するなど堅調となった事も材料視され、パラジウムも買い優勢の展開となった。

国内のパラジウムは、買いが優ったNY相場を映して上昇。小売では1gあたり3,666円(+21円)と、プラス圏で推移し反発しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

09/21   3666円 (+21円)

09/20   3645円 (-81円)

09/19   3726円 (+87円)

09/15   3639円 (-60円)

09/14   3699円 (-43円)

09/13   3742円 (+103円)

09/12   3639円 (+27円)

09/11   3612円 (-76円)

09/08   3688円 (+33円)

09/07   3655円 (-65円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,671円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1301.45ドル、パラジウムは916.75ドル、為替は1$112円48銭前後の値動きで推移しております。

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