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2017年07月20日国内貴金属はNY相場や、為替動向から総じて値を下げマイナス圏へ↓

【金相場】19日のNY金相場は、日欧金融政策発表を前に様子見ムードが広がり小動きな展開に。中心限月の8月限は1トロイオンス1242.00ドル(+0.10ドル)と、ほぼ横ばい圏ながら小幅に値を伸ばし、4営業日続伸して取引きを終了。米上院で医療保険制度改革(オバマケア)代替法案の可決が困難になったことを受け、トランプ政権の政策運営に懐疑的な見方が広がっているため、この日も金は朝方から堅調に推移した。また、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げペースが鈍化するのではないかとの観測が浮上していることも、金相場の追い風となった。ただ、その後は外国為替市場でドルが対ユーロで買い戻されると、ドル建てで取引される金の割安感が薄れたため、徐々に上げ幅を縮小。昼ごろからは、日銀金融政策決定会合や欧州中央銀行(ECB)理事会を翌日に控えて様子見ムードが強まる中、小幅な値動きとなった。

国内の金相場は、NY相場では小幅ながら値を伸ばすも、時間外取引での値動きや、為替動向からマイナス圏で推移。小売ベースでは1gあたり4,871円(-11円)と、3営業日ぶりに値を下げ、上値追いが一服しました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

07/20   4871円 (-11円)

07/19   4882円 (+14円)

07/18   4868円 (+26円)

07/14   4842円 (-6円)

07/13   4848円 (-8円)

07/12   4856円 (-7円)

07/11   4863円 (+8円)

07/10   4855円 (±0円)

07/07   4855円 (-14円)

07/06   4869円 (+4円)

直近10日間の金相場平均価格:4,861円/g


【パラジウム相場】19日のNYパラジウム相場は、ドル安の進行を背景に買われるも、トランプ米政権の政策実行に対する懐疑的な見方の広がりを受けて売り戻される展開に。中心限月の9月限は1トロイオンス859.15ドル(-5.25ドル)と、続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優った前日相場の流れや、ドルの値動きを眺めて、時間外取引きより売りが先行し軟調に推移した。一方、日中取引開始後にドル安が進んだほか、安値拾いの買いが入った事から相場はプラス圏に浮上。米株高も材料視され、相場は一時871ドル超まで上げ幅を拡大した。ただ、その後はドルがユーロなどに対して買い戻された事や、トランプ米政権の政策実行に対する不安感から次第に売り戻される展開となり、引けにかけてマイナス圏に沈下した。

国内のパラジウムは、売りが優ったNY相場を映して軟調に推移。小売では1gあたり3,423円(-27円)と、マイナス圏で推移し続落しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

07/20   3427円 (-27円)

07/19   3450円 (-33円)

07/18   3483円 (+6円)

07/14   3477円 (-16円)

07/13   3332円 (+22円)

07/12   3472円 (+27円)

07/11   3445円 (+16円)

07/10   3429円 (+65円)

07/07   3364円 (-38円)

07/06   3402円 (-37円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,444円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1240.30ドル、パラジウムは855.95ドル、為替は1$112円04銭前後の値動きで推移しております。

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