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2017年01月07日週末6日のNY金相場は反落↓一方、パラジウムは大幅反発し直近高値圏まで浮上↑

【金相場】週末6日のNY金相場は、週末を前にした持ち高調整売りや、堅調な米雇用統計を受けたドル買い進行を受けて、前日に付けたおよそ1カ月ぶりの高値から反落。中心限月の2月限は1トロイオンス1173.40ドル(-7.90ドル)と、4営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。相場は早朝にかけて弱含みに推移していたが、米雇用統計の発表直後はやや荒い値動きとなった。12月は景気動向を反映する非農業部門就業者数の伸びが市場予想を下回った一方、賃金上昇ペースが加速するなど全般に雇用情勢の堅調さを裏付ける内容となり、外為市場ではドル買い・ユーロ売りが進行。ドル建てで取引される金商品は割高感から相場を圧迫され軟調に推移した。また、前日までに3日連続で上昇し、中心終値では昨年11月29日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値を付けていた反動で利食い売りも出やすく、終盤にかけてじりじりと下げ幅を拡大する展開となった。


【パラジウム相場】週末6日のNYパラジウム相場は、引き続き需給バランスによる買いが膨らんだほか、米国の景気拡大観測や、株価高・原油高が意識され急反発。中心限月の3月限は1トロイオンス758.35ドル(+20.15ドル)と、前日比では2.73%高と大きく値を上げ、昨年の年間高値を記録した11月30日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、他貴金属の軟調さや、このところの高値推移による利益確定売りに押された事で、序盤は小安く推移した。一方、需給バランスの観点から買われたほか、発表された米雇用統計で平均時給が大幅に増加したことによる同国景気の拡大観測、米国株式市場ではダウ工業株30種が2万ドルの大台まで迫るなど、軒並み過去最高値をつけた事が追い風となり、パラジウムも上げ幅を拡大。一時759.80ドルまで値を伸ばした。その後、週末を前にした持ち高調整売りやドル高に押されるも、原油高や堅調な株価に支えられ、高値圏を維持して取引きを終えた。今週に入り上げ幅を急速に拡大したパラジウムは、週間4日間では+75.10ドルと、率ではおよそ10%の上昇。一代高値を付けた昨年11月30日相場(中心終値では2015年6月2日相場以来およそ1年6ヵ月ぶり)以来の高値圏まで浮上した。

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