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2016年10月13日国内貴金属は総じてプラス圏へ↑金は反発し、パラジウムは7営業日ぶりに上昇。

【金相場】12日のNY金相場は、FOMC議事要旨の発表を控えて全体的に小動きな展開となる中、引き続きドル高の流れに押されて続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1253.80ドル(-2.10ドル)と小幅ながら値を下げ、マイナス圏で取引きを終了。この日は米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表を午後に控えて、全体的に様子見ムードが広がる中、ドル買い・ユーロ売りが一段と進んだことを背景に金は割高感に伴う売りに押されマイナス圏での値動きとなった。ただ、連日の下落を受けた安値拾いの買いに加え、ショートカバーも入ったため、下値は限定的となった。その後、通常取引き終了後に発表されたFOMC議事要旨を受けて為替相場が幾分反転したことで、金は時間外取引きでやや買い戻しが強まりプラス圏に浮上した。
米連邦準備理事会(FRB)が公表した9月20─21日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、投票権を持つメンバー数人が、米経済が引き続き力強さを増していけば、比較的近い時期に利上げが正当化されるとの認識を示していたことが分かった。ただ、明確な時期などに関しての言及はなく、市場の反応はまちまちとなった。

国内の金相場は、時間外取引でやや買い戻されたNY相場や、円安の流れを受けて上昇。小売ベースでは1gあたり4,593円(+35円)と、本日はプラス圏での値動きとなりました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

10/13   4593円 (+35円)

10/12   4558円 (-26円)

10/11   4584円 (+1円)

10/07   4583円 (-32円)

10/06   4615円 (+33円)

10/05   4582円 (-100円)

10/04   4682円 (+6円)

10/03   4676円 (-4円)

09/30   4680円 (-7円)

09/29   4687円 (+12円)

直近10日間の金相場平均価格:4,624円/g


【パラジウム相場】12日のNYパラジウムは、ドル高の進行に上値を抑えられるも、前日の大幅下落に伴う安値拾いから買い戻され小反発。中心限月の12月限は1トロイオンス649.10ドル(+0.95ドル)と、小幅ながらプラスに転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優った前日相場への安値反動や、中国自動車販売の増加が材料視され序盤より買いが先行した。一方、米国の年内利上げを織り込む流れが強まっている事から、外為市場ではドル買いが進行。ドル建てのパラジウムは割高感に上値を抑えられたほか、原油の反落や、欧州株価に続いて米国株も冴えない展開となった事で、売りに転じる場面もあった。ただ、その後は株価の持ち直しを眺めてパラジウムも再び買い戻され、結局プラス圏で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、小幅ながら反発した海外相場の値動きや、為替要因から上昇。小売では1gあたり2,440円(+21円)と、7営業日ぶりにプラスに転じ、このところの連続安が一服する展開となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

10/13   2440円 (+21円)

10/12   2419円 (-97円)

10/11   2516円 (-16円)

10/07   2532円 (-27円)

10/06   2559円 (-33円)

10/05   2592円 (-21円)

10/04   2613円 (-33円)

10/03   2646円 (+38円)

09/30   2608円 (-6円)

09/29   2613円 (+70円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,554円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:25現在の金相場は1トロイオンス1261.60ドル、パラジウムは651.05ドル、為替は1$103円82銭前後の値動きで推移しております。

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