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2016年07月20日国内貴金属は銀を除いて上昇↑金は7営業日続伸し、パラジウムは年初来高値を更新。

【金相場】19日のNY金相場は、前週分の下げに対する安値拾いや、英国EU離脱の影響などが懸念視された事から買いが優り上昇。中心限月の8限は1トロイオンス1332.30ドル(+3.00ドル)と、続伸して取引きを終了。この日は、前週売られ過ぎた反動からケイ線要因による買い戻しなどが入った。一方、朝方に発表された6月の米住宅着工件数が市場予想よりも良好な内容だったことから、一時マイナス圏に沈む場面もあったが、欧州経済指標が冴えなかったことで、英国EU離脱の影響を懸念する動きも下支え要因となり、概ね堅調に推移した。ただ、外為市場ではドル買い・ユーロ売りが進行したことに加え、良好な米国住宅関連指標を受け同国経済への期待感が意識されたことから、上げ幅は限定的だった。

国内の金相場は、小幅ながら上伸した海外相場高を映して堅調地合いが継続。小売ベースでは1gあたり4,942円(+18円)と、直近では最長の7営業日続伸し一段高へ。連日で月初来高値を上抜き、前営業日同様に3月17日相場以来およそ4ヵ月ぶりの高値更新となりました。

《7月現在の金相場価格推移(小売)》

07/20   4942円 (+18円)

07/19   4924円 (+14円)

07/15   4910円 (+14円)

07/14   4896円 (+19円)

07/13   4877円 (+21円)

07/12   4856円 (+32円)

07/11   4824円 (+17円)

07/08   4807円 (-34円)

07/07   4841円 (+11円)

07/06   4830円 (-9円)

07/05   4839円 (+14円)

07/04   4825円 (+51円)

07/01   4774円 (+44円)

7月の金相場平均価格:4,857円/g


【パラジウム相場】19日のNYパラジウム相場は、ドル高や原油安に加え、欧州経済への下振れ懸念から売りが出るも、米国経済への期待感や安値拾いの買いに支えられ3営業日ぶりに反発。中心限月の9月限は1トロイオンス656.40ドル(+10.35ドル)と、再び年初来高値を更新し、中心終値では2015年10月30日相場以来およそ8ヶ月半ぶりの高値を付けて取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優った前日までの流れを引き継ぎ序盤は小安く推移した。また、原油相場が需給バランスの観点から軟調となったほか、このところの世界的な株価上昇が一服した事が意識され、パラジウムはプラチナ同様に相場を圧迫された。一方、朝方に発表された6月の米国住宅着工件数が市場予想よりも良好な内容だったことから、相場は買い戻しに反転。加えて金がプラス圏に浮上した事が好感されたほか、テクニカル要因から買いを誘い、結局年初来高値を付ける展開となった。

国内のパラジウムは、3営業日ぶりにプラスに転じたNY市場を映して大幅反発。小売では1gあたり2,500円(+43円)と、再度年初来高値を更新。2015年11月13日相場以来およそ8ヶ月ぶりの高値を付け価格水準を切り上げる展開となりました。

《7月現在のパラジウム相場価格推移(小売)》

07/20   2500円 (+43円)

07/19   2457円 (-5円)

07/15   2462円 (+38円)

07/14   2424円 (+65円)

07/13   2359円 (+59円)

07/12   2300円 (+49円)

07/11   2251円 (+27円)

07/08   2224円 (±0円)

07/07   2224円 (+5円)

07/06   2219円 (-43円)

07/05   2262円 (±0円)

07/04   2262円 (+32円)

07/01   2230円 (+49円)

7月のパラジウム相場平均価格:2,321円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:55現在の金相場は1トロイオンス1334.80ドル、パラジウムは657.05ドル、為替は1$106円00銭前後の値動きで推移しております。

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