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2016年05月17日国内貴金属は揃って値を上げ堅調に推移↑金は小幅続伸し、およそ1か月半ぶりの高値圏へ。

【金相場】週明け16日のNY金相場は、原油高による投資家のリスク投資意欲が回復する中、朝方の高値水準からは値を下げるも、弱かった米国の経済指標を受けた買いに支えられ続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1274.20ドル(+1.50ドル)と、小幅ながら値を伸ばし2営業日続伸して取引きを終了。序盤の金相場は、小幅ながら買いが優勢となった週末相場の流れを引き継いだほか、前週末に発表された中国の冴えない経済指標などを受けて投資家心理が悪化。安全資産とされる金商品には「質への逃避買い」が入り上昇した。また、外為市場ではドル売り・ユーロ買いが進んだことによる割安感も材料となり、朝方には一時1290ドル近辺まで上げ幅を拡大した。ただ、その後は需給バランスの観点から原油相場がおよそ6ヶ月ぶりの高値水準まで上昇したことを受けて、米国株価が一段高となったことから、投資家のリスク回避姿勢が後退。これを受けて、安全資産とされる金は上げ幅を大きく縮小。一方で、発表された米国の経済指標(5月NY連銀製造業景気指数)が予想に反して大幅マイナスとなったことが意識され、売り一巡後は再び買い戻される展開となった。

国内の金相場は、小幅ながらも上伸した週明けのNY相場高や、円安要因から堅調に推移し続伸。小売ベースでは1gあたり4,874円(+14円)と、連日で月初来高値を更新し、3月30日相場以来およそ1か月半ぶりの高値を付ける展開となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

05/17   4874円 (+14円)

05/16   4860円 (+16円)

05/13   4844円 (-1円)

05/12   4845円 (±0円)

05/11   4845円 (+52円)

05/10   4793円 (-48円)

05/09   4841円 (+39円)

05/06   4802円 (-9円)

05/02   4811円 (-50円)

04/28   4861円 (+16円)

直近10日間の金相場平均価格:4,838円/g


【パラジウム相場】週明け16日のNYパラジウム相場は、原油高による株価上昇や、他貴金属への追随から買われるも、ドル高による割高感に押され相場を圧迫。中心限月の6月限は1トロイオンス591.00ドル(-1.40ドル)と、小幅ながら値を下げ2営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、前週末14日に発表された中国景気指標が冴えない内容となったことから序盤は小安く推移した。一方、金やプラチナなど他貴金属の上昇や、原油相場の反発が好感されパラジウムも買い優勢に反転。朝方には一時600ドル圏内まで上昇する場面もあった。ただ、次第に他貴金属が上げ幅を縮小するなど軟調となったことが意識されたほか、発表された米国経済指標が予想に反して大きく下振れた事で相場は売り優勢に反転した。売り一巡後は、原油一段高による米国株価の上昇から再び買い戻されるも、外為市場ではドル高に傾斜したこともあって、結局この日もマイナス圏で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、海外相場では小安く推移したものの、円安要因から小幅に上振れ反発。小売では1gあたり2,332円(+5円)と、3営業日ぶりにプラスに転じました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

05/17   2332円 (+5円)

05/16   2237円 (-円)

05/13   2338円 (-38円)

05/12   2376円 (+38円)

05/11   2338円 (+65円)

05/10   2273円 (-70円)

05/09   2343円 (+27円)

05/06   2316円 (-76円)

05/02   2392円 (-54円)

04/28   2446円 (+16円)

直近10日のパラジウム相場平均価格:2348円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:50現在の金相場は1トロイオンス1280.60ドル、パラジウムは596.45ドル、為替は1$108円98銭前後の値動きで推移しております。

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