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2016年02月08日国内金相場は、およそ3カ月ぶりの高値圏へ↑一方、パラジウムは軟調に推移し2日続落↓

【金相場】週末5日のNY金相場は、米雇用統計の発表直後には乱高下したが、米株安を背景にリスク回避を目的とした買いが優勢となり小幅続伸。中心限月の4月限は1トロイオンス1157.70ドル(+0.20ドル)と、ほぼ横ばいながら小幅に値を伸ばし、3営業日続伸して取引きを終了。米労働省が朝方発表した1月の雇用統計は強弱入り交じる内容となった。景気動向を反映する非農業部門の就業者数は15万人超の増加にとどまり、前月指数を大きく下回った。一方、失業率は約8年ぶりの低水準に改善したほか、平均時給も前年同月比で2.5%増と予想以上に高い伸びを示すなど、良好な内容となった。一連の統計発表を受け、市場では利上げの時期や回数など米金融政策の先行きをめぐって様々な憶測が交錯。当初は利益確定売りが優勢となったが、米の株価が下げ幅を拡大する中で、じりじりと買い戻しの動きが広がり、引けにかけてプラス圏に戻して取引きを終えた。この日を含め3日続伸した金相場は、前日に続き年初来高値を上抜き、昨年10月28日相場以来およそ3ヶ月ぶりの高値継続となった。

国内の金相場は、円安要因や小幅ながら上振れた週末の海外相場高、時間外取引での買い戻しを映して大幅反発。小売ベースでは1gあたり4,787円(+59円)と、軟調に推移した前3営業日の下げを戻し、再び年初来高値を更新。昨年11月2日相場以来およそ3ヶ月ぶりの高値を付け、現在価格水準を一段切り上げて推移しております。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

02/08   4787円 (+59円) ※最高値

02/05   4728円 (-1円)

02/04   4729円 (-3円)

02/03   4732円 (-51円)

02/02   4783円 (+35円)

02/01   4748円 (+108円)

01/29   4640円 (-24円)

01/28   4664円 (+22円)

01/27   4642円 (+58円)

01/26   4584円 (+26円) ※最安値

直近10日間の金相場平均価格:4,704円/g



【パラジウム相場】週末5日のNYパラジウム相場は、ここ最近の連騰に対する反動や、ドル高・原油安・株安の影響を受けて売りが優勢で推移。中心限月の3月限は1トロイオンス498.70ドル(-16.90ドル)と、3営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。この日のパラジウムは、前日におよそ1ヶ月ぶりの高値を付けるなど、上昇していた反動から売りが先行し序盤より軟調に推移した。その後、一旦は買い戻され上昇したものの、発表された米の1月雇用関連指数を受けて、ドル買いが進んだ場面では売りに押され相場を圧迫した。また、同様に金やプラチナがマイナスに転じたのを眺めてつられたほか、原油相場の下落や、米の株安が重しとなり下げ幅を拡大した。途中、金の切り返しや、ドルが売られる場面ではやや買い戻され下げ幅を縮める場面もあったが、週末を前にした持ち高調整目的の売りや、リスク回避姿勢の高まりに圧迫され、そのまま売り優勢で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、利益確定売りに押された週末の海外相場安を映して反落。小売では1gあたり2,143円(-49円)と2営業日続落し、本日貴金属では唯一マイナス圏での値動きとなりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

02/08   2143円 (-49円)

02/05   2192円 (-16円)

02/04   2208円 (+43円)

02/03   2165円 (-65円)

02/02   2230円 (+11円) ※最高値

02/01   2219円 (+65円)

01/29   2154円 (-16円)

01/28   2170円 (+11円)

01/27   2160円 (+44円)

01/26   2116円 (-60円) ※最安値

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2176円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1166.75ドル、パラジウムは502.15ドル、為替は1$117円25銭前後の値動きで推移しております。

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