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2015年12月01日週明けのNY市場の値動きや、円安要因から国内貴金属は総じて反発↑

【金相場】週明け30日のNY金相場は、大きく値を下げた前週末の安値反動や、冴えない内容となった米の経済指標を背景に、短期的な戻りを見込んだ買いが入り反発。中心限月の2月限は1トロイオンス1065.30ドル(+9.10ドル)と、3営業日ぶりに値を上げて取引を終了。前週末に一段安となった事による割安感から、この日の金相場は序盤より安値拾いの買いに支えられ堅調に推移。また、発表された米の11月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が、前月値・市場予想を共に下回り50割れとなったほか、10月中古住宅販売成約指数も小幅増しにとどまったことを背景に、金は上げ幅を拡大した。一方で、買い一巡後は12月の米利上げ観測が強まっている事に加え、欧州中央銀行(ECB)による追加の金融緩和観測を受けて、外為市場ではドルがユーロに対して上昇。ドル建ての金商品は相場を圧迫され、上げ幅を縮小する場面もあった。ただ、米の株価下落や、原油相場の切り返しが支援材料となり、引けにかけて再び買い戻しの動きが強まった。中心2月限の値動きは、高値1069.10ドル、安値1052.20ドル、終値1065.30ドル。

国内の金相場は、週明けの海外相場がプラスに転じた事や、為替が円安に振れた事を受けて堅調に推移。小売ベースでは1gあたり4,611円(+46円)と、4営業日ぶりに値を上げ反発しました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

12/01   4611円 (+46円)

11/30   4565円 (-56円) ※最安値

11/27   4621円 (±0円)

11/26   4621円 (-1円)

11/25   4622円 (+11円)

11/24   4611円 (-55円)

11/20   4666円 (+12円)

11/19   4654円 (+18円)

11/18   4636円 (-55円)

11/17   4691円 (+6円) ※最高値

直近10営業日の金相場平均価格:4630円/g





【パラジウム相場】週明け30日のNYパラジウム相場は、冴えない内容となった米の経済指標や、ドル高に相場を圧迫され続落。中心限月の3月限は1トロイオンス543.20ドル(-7.45ドル)と、2営業日続落して取引を終了。この日のパラジウムは、売りが優った前週末相場の流れを引き継ぎ序盤より小安く推移。また、発表された米の11月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が、前月値・市場予想を共に下回り節目とされる50を割り込んだほか、米の株価下落、ドルが主要通貨に対して上昇した事が相場の重しとなり下げ幅を拡大した。ただ、売り一巡後は、安値拾いの買い戻しや、欧州中央銀行(ECB)が今週3日に開催する金融政策会合で、追加緩和策を決定するとの見方から、需要増加を見込んだ買いに下値を支えられ、引けにかけてやや下げ幅を縮める展開となった。中心3月限の値動きは、高値551.60ドル、安値540.00ドル、終値543.20ドル。

国内のパラジウムは、週明けのNY市場では売りが優勢となったものの、円安要因から上昇し反発。小売では1gあたり2,451円(+11)と、3営業日ぶりに反発し、本日はプラス圏での値動きとなりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

12/01   2451円 (+11円)

11/30   2440円 (-49円)

11/27   2489円 (-5円)

11/26   2494円 (+81円) ※最高値

11/25   2413円 (-17円) ※最安値

11/24   2430円 (-16円)

11/20   2446円 (+6円)

11/19   2440円 (-6円)

11/18   2446円 (-32円)

11/17   2478円 (+38円)

直近10営業日のパラジウム相場平均価格:2453円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:40現在の金相場は1トロイオンス1073.20ドル、パラジウムは547.85ドル、為替は1$122円72銭前後の値動きで推移しております。

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