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2015年11月06日引き続き売りが優勢となったNY市場を映し、国内貴金属は総じて続落↓

【金相場】5日のNY金相場は、全体的に小動きな展開となった中、引き続き年内の利上げ観測が意識され小幅続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1104.20ドル(-2.00ドル)と、小幅ながら値を下げ6営業日続落して取引きを終了。この日の金相場は、売りが続いた前日までの安値反動から序盤は買いが先行し小高く推移した。また、朝方発表された米の週間新規失業保険申請件数が、予想外に増加した事から、ドルが売られたタイミングで金は割安感から買われ上げ幅を拡大した。しかし、その後は引き続き米の早期利上げ観測が意識され相場は再び売り基調に反転。先日のFRB当局者らの発言が相場の重しとなり、年内利上げを想定した調整の動きが継続したほか、翌日6日に控えた米の雇用統計を見極めたいとした様子見から引けにかけて売り戻された。この日を含め6営業日続落となった金相場は、中心終値では9月15日相場以来およそ1ヶ月半ぶりの安値水準で推移。中心12月限の値動きは、高値1111.30ドル、安値1102.20ドル、終値1104.20ドル。

国内の金相場は小幅ながら売りが継続したNY市場の値動きを映して続落。こうりベースでは1gあたり4,727円(-5円)と、小幅ながら値を下げ6営業日続落。昨日相場同様に先月2日相場以来およそ1ヵ月ぶりの安値継続となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

11/06   4727円 (-5円) ※最安値

11/05   4732円 (-29円)

11/04   4761円 (-48円)

11/02   4810円 (-41円)

10/30   4851円 (-40円)

10/29   4891円 (-26円)

10/28   4917円 (±0円)

10/27   4917円 (-9円)

10/26   4926円 (+4円) ※最高値

10/23   4922円 (+24円)

直近10日間の金相場平均価格:4,845円/g




【パラジウム相場】5日のNYパラジウム相場は、ドル高に相場を圧迫されたほか、原油安、米の早期利上げ観測を意識した売りに押され続落。中心限月の12月限は1トロイオンス606.30ドル(-17.10ドル)と、4営業日続落し、中心終値では9月17日相場以来およそ1ヶ月半ぶりの安値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、前日までの続落に対する反動買いや、中国株の上伸を好感し序盤は堅調に推移した。しかし、その後は再び売り地合いに反転。外為市場ではドルがユーロに対して上昇した事や、原油相場の下落、米の株安の流れが相場の重しとなったほか、引き続き米の早期利上げ観測が意識され売りが加速した。このほか、ドイツ自動車大手(VW)の排ガス不正問題が、ガソリン車にも拡大するのではとの思惑も重なり、結局この日もマイナス圏で取引きを終えた。中心12月限の値動きは、高値631.45ドル、安値602.80ドル、終値606.30ドル。

国内のパラジウムは、調整地合いが続いたNY相場の流れを映して続落。買取では1gあたり2,683円(-76円)と、5営業日値を下げ、昨日相場同様に9月18日相場以来(およそ1ヵ月半ぶり)の安値継続となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

11/06   2683円 (-76円) ※最安値

11/05   2759円 (-70円)

11/04   2829円 (-92円)

11/02   2921円 (-11円)

10/30   2932円 (-5円)

10/29   2937円 (±0円)

10/28   2937円 (-27円)

10/27   2964円 (-55円)

10/26   3019円 (+39円) ※最高値

10/23   2980円 (+54円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,896円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:30現在の金相場は1トロイオンス1109.80ドル、パラジウムは613.75ドル、為替は1$121円70銭前後の値動きで推移しております。

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