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2015年11月04日売りが継続したNY市場を映して、祝日明けの国内貴金属は総じて軟調に推移↓

【金相場】3日のNY金相場は、米連邦準備理事会(FRB)の年内の利上げに対する警戒感が引き続き意識されたほか、ドル高の進行、米株式相場が上昇するなどリスクオンの流れに相場を圧迫され続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1114.10ドル(-21.80ドル)と、4営業日続落し、中心終値では10月1日相場以来およそ1ヶ月ぶりの安値に戻して取引きを終了。この日の金相場は、前日までの売り地合いを引き継ぎ序盤より売りが先行。また、引き続き米の早期利上げを警戒された事や、外為市場ではドル買いが進んだ事も相場の圧迫材料となり下げ幅を拡大した。途中、発表された米の経済指標(9月製造業受注指数)が、前月比をやや下回り2カ月連続のマイナスとなった事や、原油相場の上昇を背景に買い戻しの動きもあったが、米の株式相場が上昇基調を強めたことで、リスクオンの流れが金の下押し圧力として働き、この日はほぼ1ヶ月ぶりの安値水準となった。中心12月限の値動きは、高値1138.00ドル、安値1113.60ドル、終値1114.10ドル。

祝日明けの国内金相場は、2日・3日のNY市場の値動きを映して軟調に推移。小売ベースでは1gあたり4,761円(-49円)と、4営業日続落し、先月2日相場以来およそ1ヵ月ぶりの安値に値戻すなど調整地合いとなりました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

11/04   4761円 (-48円) ※最安値

11/02   4810円 (-41円)

10/30   4851円 (-40円)

10/29   4891円 (-26円)

10/28   4917円 (±0円)

10/27   4917円 (-9円)

10/26   4926円 (+4円)

10/23   4922円 (+24円)

10/22   4898円 (-34円)

10/21   4932円 (+36円) ※最高値

直近10日間の金相場平均価格:4,883円/g





【パラジウム相場】3日のNYパラジウム相場は、ドル高に相場を圧迫された事や、金・プラチナの下落につられ軟調に推移。中心限月の12月限は1トロイオンス644.00ドル(-6.35ドル)と、2営業日続落し、中心終値では9月22日相場以来およそ1ヶ月半ぶりの安値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、大きく値を下げた前日相場の流れを引き継ぎ、序盤より売りが先行。また、外為市場ではドル買いが進んだ事や、発表された米の9月製造業受注指数が2ヶ月連続の下振れとなった事も意識され相場を圧迫した。その後、売り一巡後は、ドル高の一服や、米の株価上昇、原油高を好感されプラス圏に浮上する場面もあったが、金・プラチナなど他貴金属の下落を眺めた追随売りや、ドルの買い戻しから相場を下押され、結局この日もマイナス圏で取引きを終えた。中心12月限の値動きは、高値655.10ドル、安値639.80ドル、終値644.00ドル。

祝日明けの国内パラジウムは、2日・3日の海外相場で売りが進んだ事から大きく値を下げ続落。小売では1gあたり2,829円(-92円)と、3営業日続落し、先月1日相場(およそ1ヵ月ぶり)と同額まで値戻すなど、他貴金属同様に調整地合いとなりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

11/04   2829円 (-92円) ※最安値

11/02   2921円 (-11円)

10/30   2932円 (-5円)

10/29   2937円 (±0円)

10/28   2937円 (-27円)

10/27   2964円 (-55円)

10/26   3019円 (+39円) ※最高値

10/23   2980円 (+54円)

10/22   2926円 (-71円)

10/21   2997円 (+49円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,944円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:10現在の金相場は1トロイオンス1123.50ドル、パラジウムは648.35ドル、為替は1$121円31銭前後の値動きで推移しております。

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