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2015年10月14日国内金相場は小幅高となり高値継続へ↑一方、パラジウムは売りが優り2日続落↓

【金相場】13日のNY金相場は、ここ最近の大幅上昇による利益確定売りに押されるも、世界景気の減速懸念による逃避需要や、引き続き年内の米利上げ観測後退を背景に買われ続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1165.40ドル(+0.90ドル)と、小幅ながら値を伸ばし、3営業日続伸して取引きを終了。この日の金相場は、買いが続いた前日までの高値反動から、目先の利益を確定する動きが活発化し、朝方は一時1150ドル台前半まで値を下げるなど売りが先行した。しかし、中国の9月輸入急減を受けた世界景気の減速懸念から、米欧の株価が軒並み下落する状況の中、安全資産としての金は次第に買い戻しの動きが強まり下げ幅を縮小。このほか、前日に利上げに対して慎重姿勢を示したブレイナード米連邦準備制度理事会(FRB)理事に続き、この日は米セントルイス連銀のブラード総裁も早期利上げに慎重な姿勢を示したことから、市場では年内の利上げ観測が一段と後退。金は買いが優勢に反転し相場はプラス圏に浮上した。3日続伸したこの日の金相場は、中心終値では前日相場同様に7月6日相場以来およそ3ヶ月ぶりの高値推移となった。

国内の金相場は、引き続き買いが優勢となったNY市場を映して続伸。小売ベースでは1gあたり4,887円(+6円)と、小幅ながら値を伸ばし、昨日つけた直近高値を再度更新。8月24日相場以来およそ2ヵ月ぶりの高値継続となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

10/14   4887円 (+6円) ※最高値

10/13   4881円 (+91円)

10/09   4790円 (-17円)

10/08   4807円 (-23円)

10/07   4830円 (+39円)

10/06   4791円 (+10円)

10/05   4781円 (+96円)

10/02   4685円 (-6円) ※最安値

10/01   4691円 (-43円)

09/30   4734円 (-15円)

直近10営業日の金相場平均価格:4,788円/g





【パラジウム相場】13日のNYパラジウム相場は、世界景気の減速懸念を背景に米欧の株価下落につられ続落。中心限月の12月限は1トロイオンス685.35ドル(-9.30ドル)と、2営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ序盤より軟調に推移。一方で、中国の自動車販売台数が増加した事や、金の買い戻し、ドル安の流れを受けてパラジウムも買い戻され、一時700ドル圏内まで上昇する場面もあった。しかし、中国の9月輸入が大きく減少した事を背景に世界景気の減速懸念が再燃。欧州株に続いて米国の株価も下落する中、パラジウムもつられる形で値を落としたほか、原油相場の下落や、マイナスに転じたプラチナの値動きを眺めて、相場は再び売りが優勢に反転。結局マイナス圏で取引きを終えた。中心12月限の値動きは、高値699.00ドル、安値681.00ドル、終値685.35ドル。

国内のパラジウムは売りが優勢となった海外相場の値動きを映して軟調に推移。小売では1gあたり2,792円(-21円)と、2日続落となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

10/14   2953円 (-22円)

10/13   2975円 (-59円)

10/09   3034円 (+42円)

10/08   2992円 (-64円)

10/07   3056円 (+81円) ※最高値

10/06   2975円 (-65円)

10/05   3040円 (+119円)

10/02   2921円 (+92円)

10/01   2829円 (-16円) ※最安値

09/30   2845円 (+43円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,962円/g



現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:20現在の金相場は1トロイオンス1172.85ドル、パラジウムは693.10ドル、為替は1$119円69銭前後の値動きで推移しております。

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