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2015年05月15日海外相場高を映して国内金相場は一段高へ↑一方、パラジウムは軟調地合いを引き継ぎ2日続落↓

【金相場】14日のNY金相場は、ドル安を背景に割安感から買われ3日続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1225.20ドル(+7.00ドル)と、中心終値では2月13日相場(1227.10ドル)以来およそ3カ月ぶりの高値で取引きを終了。序盤の金相場は、最近の急伸を受けた利益確定売りや、この日発表された米の週間新規失業保険申請件数が予想以上に減少した事を受けて売りが先行した。しかし、その後に発表された4月の卸売物価指数(PPI)は、全体値で-0.4%、コアでは-0.2%と、プラスの市場予想に反して低調となった事から、外為市場ではドル売り・ユーロ買いが活発化。ドル建ての金は割安感から買い戻されたほか、このところの弱い経済指標を受けて、連邦準備理事会(FRB)は利上げを急がないとの思惑から、上げ幅を拡大しプラス圏に浮上した。買い一巡後は、ドルの下げ渋りや、株高を眺めて上昇の流れも一服。一部で利食い売りも出たが、そのまま高値圏を維持してこの日の取引きを終えた。軟調に推移しているドルの値動きを眺めて、金は買いが進行し、この日を含めて3営業日続伸(3日間の上げ幅は42.20ドルと、率では+3.5%)中心終値では3ヶ月ぶり(2月13日相場以来)の高値となった。

国内の金相場は一段高となった海外相場高を映して3日続伸。小売ベースでは1gあたり5,092円(+29円)と、先月8日相場と並んで、およそ5週間ぶりの高値を付け、一段高となりました。

《直近10営業日の金相場価格推移(小売)》

05/15   5092円 (+29円) ※最高値

05/14   5063円 (+56円)

05/13   5007円 (+22円)

05/12   4985円 (-10円)

05/11   4995円 (+31円)

05/08   4964円 (-21円)

05/07   4985円 (+25円)

05/01   4960円 (-57円)

04/30   5017円 (+13円) 

04/28   5004円 (+84円) ※最安値

直近10営業日の金相場平均価格:5007円/g






【パラジウム相場】14日のNYパラジウム相場は反落。中心限月の6月限は1トロイオンス779.50ドル(-9.90ドル)と、3営業日ぶりにマイナスに転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、最近の上昇を受けた利益確定売りや、原油安を背景に序盤より軟調に推移。途中、発表された米の経済指標(週間新規失業保険申請件数)が、予想以上に減少した事を受け、他貴金属同様にパラジウムも売りが広がったが、その後の4月卸売物価指数(PPI)が、下振れた事で外為市場ではドル安が進行し、パラジウムは割安感から買い戻された。また、上値追いとなった金やプラチナの値動きを眺めた追随買いや、株式相場の上昇から、パラジウムも上げ幅を伸ばす場面もあったが、最近の弱い米経済指標への警戒感や、中国の景気先行き懸念、ギリシャ問題の不安要因が重しとなり、この日は貴金属市場では唯一マイナスに転じて取引きを終えた。中心6月限の値動きは、高値790.10ドル、安値775.50ドル、終値779.50ドルとなった。

国内のパラジウムは海外相場が3営業日ぶりに値を下げた事を映して反落。小売では1gあたり3,348円(-21円)と、昨日に続いて軟調に推移しました。

《直近10営業日のパラジウム相場価格推移(小売)》

05/15   3348円 (-21円)

05/14   3369円 (-11円)

05/13   3380円 (+5円)

05/12   3375円 (-59円)

05/11   3434円 (+76円) ※最高値

05/08   3358円 (-39円)

05/07   3397円 (+55円)

05/01   3342円 (-1円)

04/30   3343円 (+27円)

04/28   3316円 (+17円) ※最安値

直近10営業日のパラジウム相場平均価格:3366円/g



現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1220.05ドル、パラジウムは782.90ドル、為替は1$119円39銭前後の値動きで推移しております。

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