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2021年07月15日国内金相場は4日続伸し連日で1ヶ月ぶりの高値を更新↑一方、パラジウムはマイナス圏での値動きとなり続落↓

【金相場】14日のNY金相場は、ハト派寄りなパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を受け、ドル安が進んだほか、長期金利の低下も支援材料となり続伸。中心限月の8月限は1トロイオンス1825.00ドル(+15.10ドル)と、上げ幅を拡大し、終値では6月16日相場以来およそ1ヵ月ぶりの高値で取引きを終了。朝方発表された6月の卸売物価指数(PPI)は前月比1.0%上昇と、市場を上回った。ただ、パウエル議長はこの日の議会証言で、インフレ率の上昇は「一時的」と従来の見解を繰り返し、緩和策縮小の条件とする雇用と物価の目標到達には「依然として遠い」と述べた。これを受けて早期の緩和縮小への警戒感が和らぎ、長期金利が低下。加えて外国為替市場ではドル安が進行し、ドル建て商品である金商品に割安感が生じた事も支援材料となり、堅調地合いとなった。

国内の金相場は、約1ヵ月ぶりの高値を更新するなど堅調となったNY相場を映し4連騰。買取ベースでは1gあたり7,039円(+25円)と、連日で直近高値を上抜いて、前日に続き6月17日相場以来およそ1ヵ月ぶりの高値となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

07/15  7,039円 (+25円)

07/14  7,014円 (+7円)

07/13  7,007円 (+7円)

07/12  7,001円 (+40円)

07/09  6,961円 (-46円)

07/08  7,007円 (+35円)

07/07  6,972円 (-5円)

07/06  6,977円 (+12円)

07/05  6,965円 (+11円)

07/02  6,954円 (+60円)

10日間の金相場平均価格:6,990円/g



【パラジウム相場】14日のNYパラジウム相場は、ドル安や長期金利の低下を背景に支えられるも、株安などが重しとなり続落。中心限月の9月限は1トロイオンス2826.30ドル(-6.20ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日のパラジウムは、時間外取引きより売りが先行し安寄りした。一方、ニュージーランド中銀が債券買い入れ停止を発表し、ドル安に振れたことを受けて堅調となり売り買いが交錯。その後、日中取引に入ると、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の議会証言を受けて、金融緩和策の早期縮小観測が後退。為替市場ではドル安に振れたことや、長期金利の低下を受けて下支えられるも、株価が下げる場面では売り押され、結局マイナス圏で取引きを終えた。

国内のパラジウム相場は、軟調となったNY相場を映し続落。買取では1gあたり10,846円(-110円)と、マイナス圏での値動きとなりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

07/15  10,846円 (-110円)

07/14  10,956円 (-39円)

07/13  10,995円 (+171円)

07/12  10,824円 (-11円)

07/09  10,835円 (-187円)

07/08  11,022円 (+247円)

07/07  10,775円 (-165円)

07/06  10,940円 (+83円)

07/05  10,857円 (+82円)

07/02  10,775円 (-5円)

10日間のパラジウム相場平均価格:10,883円/g


11:40現在の金相場は1トロイオンス1830.50ドル、パラジウムは2822.75ドル、為替は1$109円89銭前後の値動きで推移しております。

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