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2015年03月05日国内金相場は小幅に値を下げ3日続落↓パラジウムは前日比変わらずの横ばい。

【金相場】4日のNY金相場は続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1200.90ドル(-3.50ドル)と、全体的に小動きな商いとなった中、ドル高要因から相場を圧迫され、3営業日続落して取引きを終了。この日発表された、2月ADP雇用統計(民間雇用者数)の増加は市場予想を下回ったが、1月が上方修正されるなど改善された事をきっかけに、外為市場ではドルがユーロに対して上昇。ドル建ての金は割高感から売りが優勢となった。また、2月ISM非製造業景況指数(総合)が上振れて上昇。2月サービス業PMI改定値、総合PMI改定値も、それぞれ上方修正されるなど良好な内容となった事から金は相場を圧迫され一時1200ドルを割り込む場面もあった。ただ、5日の欧州中央銀行(ECB)の理事会や、今週末(6日)の米雇用統計など主要経済イベントを控えている事から、積極的にポジションを傾け辛く、売り一巡後は再び買い戻され1,200ドル台に戻すなど、下げ渋る展開となった。中心4月限の値動きは、高値1208.40ドル、安値1197.70ドル、終値1200.90ドル。

国内の金相場は前日の海外相場安を映して小幅続落。小売ベースでは1gあたり5,046円(-5円)と、ほぼ横ばいながら小幅に値を下げ3営業日続落しました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

03/05   5046円 (-5円)

03/04   5051円 (-31円)

03/03   5082円 (-22円)

03/02   5104円 (+43円) ※最高値

02/27   5061円 (+38円)

02/26   5023円 (-1円)

02/25   5024円 (+5円)

02/24   5019円 (-9円) ※最安値

02/23   5028円 (-18円)

02/20   5046円 (-5円)

直近10日間の金相場平均価格:5,048円/g




【パラジウム相場】4日のNYパラジウム相場は小反落。中心限月の6月限は1トロイオンス830.65ドル(-1.00ドル)と、ほぼ横ばいながら小幅に値を下げ、8営業日ぶりにマイナスに転じて取引きを終了。前日まで7日続伸するなど高騰していた事による利益確定売りが出た事や、ドルがユーロに対して上昇した事から、パラジウムは時間外取引きから軟調に推移。その後、取引き開始後もドル高加速や、金・プラチナなど他貴金属が値を下げた事に加え、株式相場が下げ幅を拡大したのを眺めて、パラジウムも売りが進み、一段と下押される場面もあった。ただその後は、ユーロ圏では2月の製造業・サービス業活動が共に拡大した事を好感され、深刻な景気減速観測がやや後退したほか、力強い米の経済成長を背景に、再び買いが優勢となりプラス圏まで切り返されるも、上昇は続かずこの日は8営業日ぶりに反落して取引きを終えた。中心6月限の値動きは、高値832.60ドル、安値821.10ドル、終値830.65ドル。

国内のパラジウムは海外相場では8営業日ぶりにマイナスに転じるも、為替がドル高に振れた事から下げ幅を相殺され前日比変わらずの横ばい。小売では1gあたり3,542円(±0円)と、最近の急伸した過熱感が一服し、高止まりとなっております。

《直近10日間のパラジウ相場価格推移(小売)》

03/05   3542円 (±0円)

03/04   3542円 (-6円)

03/03   3548円 (+49円) ※最高値

03/02   3499円 (+38円)

02/27   3461円 (+27円)

02/26   3434円 (+43円)

02/25   3391円 (+32円)

02/24   3359円 (+16円)

02/23   3343円 (-15円) ※最安値

02/20   3358円 (+37円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,448円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1204.85ドル、パラジウムは831.65ドル、為替は1$119円77銭前後の値動きで推移しております。

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