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2015年01月19日国内金相場は急伸↑直近高値を上抜いて2013年4月相場以来およそ1年9か月ぶりの高値へ。

【金相場】週末16日のNY金相場は続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1276.90ドル(+12.10ドル)と、6営業日続伸し昨年8月末相場以来およそ4ヶ月半ぶりの高値で取引きを終了。この日の金相場は、リスク回避姿勢の高まりから大幅高を付けた前日相場の流れを引き継ぎ序盤から堅調に推移。また、朝方発表された米の経済指標(12月消費者物価指数)が予想外に下振れたほか、鉱工業生産も低調な内容となった事も相場の支援材料となり、一時1280ドル超まで上げ幅を拡大する場面もあった。その後、外為市場ではドルがユーロに対して上昇したが、旧正月を控えた実需筋の買いも手伝って金買い優勢の流れは変わらず高値圏を維持して週末の取引きを終えた。世界経済不安の台頭から安全資産として金は買い進められ週間では一段高を記録。週末や祝日(キング牧師誕生日)など連休を前にした持ち高調整からも買われ6営業日続伸と、昨年6月(18日~25日相場)以降では最長の連続高となった。

今週5営業日の金相場は、リスク回避姿勢の高まりを背景に全日プラス圏で推移。週末(16日)のNY金相場は、前週末(9日)終値比 1トロイオンス+60.80ドル(+4.8%)と、3週連続で前週比プラスで越週。5営業日の値動きは以下の通り。

《NY金相場 先週の値動き(12日~16日)》

01/12   1232.80ドル (+16.70ドル)

01/13   1234.40ドル (+1.60ドル)

01/14   1234.50ドル (+0.10ドル)

01/15   1264.80ドル (+30.30ドル)

01/16   1276.90ドル (+12.10ドル)
※前週末比:1トロイオンス+60.80ドル(+4.8%)

(5営業日の金平均価格:1トロイオンス1248.68ドル)


国内の金相場は海外相場高や、為替が円安に振れた事を映して大幅続伸。小売ベースでは1gあたり5,249円(+125円)と直近高値を上抜き、2013年4月12日相場以来およそ1年9か月ぶりの高値を更新しました。




【パラジウム相場】週末16日のNYパラジウム相場は続落。中心限月の3月限は1トロイオンス754.30ドル(-12.05ドル)と、3営業日続落して取り引きを終了。この日も前日相場同様に貴金属市場はパラジウムを除いて堅調に推移。パラジウムは前日のスイスフランショックを背景に為替市場が混乱した事や、欧州経済のリセッション懸念、このほか世界経済全体の先行き不安の強まりを受け序盤から軟調に推移。また、この日発表された米の経済指標の1つ、12月鉱工業生産が低調な内容となった事も嫌気され、一時750ドルを割り込むなど下げ幅を拡大した。その後、金・プラチナが上伸した事や、株式相場が堅調に推移した事もあって引けにかけては再び買い戻されるも、結局終値では年初来安値をつけ11月6日相場以来およそ2ヶ月半ぶりの安値水準に調整されて週末の取引きを終えた。

週間5営業日では値を上げた日が2日(12日・13日)、下げた日が3日(14日・15日・16日)と週前半は買いが優勢となり13日には直近高値(昨年12月26日相場来)を上抜いたものの、中盤から週末にかけて相場は一転し売りが加速。週末終値(16日:754.30ドル)では、前週末終値(9日:800.15ドル)に対して1トロイオンス-45.85ドル(-5.7%)とマイナスで越週。5営業日のパラジウム平均価格は1トロイオンス786.21ドルと、前週平均795.86ドルに対して-9.65ドル(-1.2%)となり、週間の値動きは以下の通り。

《NYパラジウム相場 先週の値動き(12日~16日)》

01/12   814.10ドル  (+13.95ドル)

01/13   815.70ドル  (+1.60ドル)

01/14   780.65ドル  (-35.05ドル)

01/15   766.35ドル  (-14.30ドル)

01/16   754.30ドル  (-12.05ドル)
※前週末比:1トロイオンス-45.85ドル(-5.7%)

(5営業日のパラジウム平均価格:1トロイオンス786.21ドル)


国内のパラジウム相場は先週末の海外相場が軟調に推移した事を映して続落。小売では1gあたり3,202円(-21円)と、この日貴金属では唯一値を下げ3営業日続落しました。

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