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2019年08月06日堅調となった週明けのNY相場を映して、国内貴金属も総じて反発↑

【金相場】週明け5日のNY金相場は、米中貿易摩擦の激化懸念が強まる中、安全資産として買いが活発化し急伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1476.50ドル(+19.00ドル)と、中心終値では2013年4月以来およそ6年4カ月ぶりの高値で取引きを終了。米中貿易摩擦の長期化を受け、中国当局が元安容認の姿勢に転じたため、5日の上海外国為替市場の人民元相場は、対ドルで1ドル=7元台と、11年3カ月ぶりの安値に下落。これに対し、トランプ米大統領はツイッターで「為替操作」だと批判。両国の対立が一層激化するとの不安が広がったほか、香港での大規模ストや英国の欧州連合(EU)からの合意なき離脱など、国際情勢を取り巻く不透明感も安全資産とされる金買いの追い風となり、相場は序盤より堅調となった。加えて、リスクオフから世界的な株安が広がったほか、米サプライ管理協会(ISM)が発表した7月の非製造業景況指数はが2年11カ月ぶりの低水準に悪化するなど、米国景気の減速に対する警戒感にもつながり、相場は一段と上げ幅を拡大。一時1481.10ドルの高値まで値を伸ばす展開となった。

国内の金相場は、一段高となった週明けのNY相場を映して大幅反発。小売ベースでは1gあたり5,437円(+74円)と、先月末31日に付けた歴代高値を上抜いて、史上最高値を更新しました。

《10日間の金相場価格推移(小売)》

08/06  5437円 (+74円)

08/05  5364円 (-40円)

08/02  5404円 (+38円)

08/01  5366円 (-57円)

07/31  5423円 (+3円)

07/30  5420円 (+33円)

07/29  5387円 (+10円)

07/26  5377円 (-6円)

07/25  5383円 (+28円)

07/24  5355円 (-8円)

10日間の金相場平均価格:5,392円/g


【パラジウム相場】週明け5日のNYパラジウム相場は、激化しつつある米中貿易戦争を巡る懸念を背景に圧迫される場面もあったが、安値拾いの買い戻しや、金の顕著さが意識され3営業日ぶりに反発。中心限月の9月限は1トロイオンス1416.30ドル(+12.10ドル)と、買い優勢で取引きを終了。米中貿易摩擦の激化で投資家のリスク回避姿勢が強まり、世界の主要な株式相場が軒並み下落する中、パラジウムも時間外取引では安寄りした。ただ、通常取引きに入ると、安値拾いが入り買い戻しが活発化。ドル安による割安感や、金が約6年4ヶ月ぶりの高値を更新するなど一段高となった事も意識され、この日は買い優勢に反転する展開となった。

国内のパラジウムは、売り一服となったNY相場を映してプラス圏に反転。小売では1gあたり5,319円(+27円)と、前2日間の調整が一服し、持ち直す展開となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

08/06  5,319円 (+27円)

08/05  5,292円 (-199円)

08/02  5,491円 (-335円)

08/01  5,826円 (+5円)

07/31  5,821円 (-135円)

07/30  5,956円 (+108円)

07/29  5,848円 (-5円)

07/26  5,853円 (-16円)

07/25  5,869円 (+59円)

07/24  5,648円 (+16円)

10日間のパラジウム相場平均価格:5,709円/g


12:55現在の金相場は1トロイオンス1465.80ドル、パラジウムは1425.15ドル、為替は1$106円44銭前後の値動きで推移しております。

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