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2019年06月07日金相場は7日続伸し一段高へ↑また、本日はパラジウムも急反発し月初来高値を更新。

【金相場】6日のNY金相場は、ドル安の流れや、貿易摩擦への警戒感、米国利下げ観測の高まりで買い地合いが継続。中心限月の8月限は1トロイオンス1342.70ドル(+9.10ドル)と、7営業日続伸し、中心終値では2月20日相場以来およそ3ヶ月半ぶりの高値で取引きを終了。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が4日の講演で、貿易摩擦の激化を背景に景気が悪化すれば利下げに動く可能性を示唆。また、他のFRB高官らも利下げに踏み切る可能性に相次ぎ言及しており、金利を生まない資産である金には引き続き追い風となった。一方、この日は最近の上昇を受けて利益確定の売りも出やすかったが、外国為替市場でドルが対ユーロなどで下落したほか、年内の利下げ観測や、米国と中国・メキシコとの間の関係悪化に対する根強い警戒感も安全資産とされる金買いを促し、上げ幅を拡大する展開となった。
トランプ米大統領は6日、6月下旬に大阪で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて米中首脳会談を行った上で、中国からの輸入品ほぼ全てに追加関税を拡大する「第4弾」の発動を判断すると明らかにしており、米中貿易交渉の行方は依然全く予断を許さない状況にある。また、米国とメキシコは6日も不法移民対策をめぐり政府間協議を継続しているが、両政府が合意に至らなければ、米国はメキシコ製品に制裁関税を発動する方針で、メキシコが報復措置を取る構えを見せる中、米中に加えて米メキシコ間でも貿易戦争が勃発する可能性が浮上している。

国内の金相場は、一段高となったNY相場を映し上伸。小売ベースでは1gあたり5,060円(+10円)と、直近では最長の7営業日続伸。7日間の上げ幅は+154円(+3.1%)となり、前日同様4月11日相場以来およそ2ヶ月ぶりの高値を更新しました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

06/07  5060円 (+10円)

06/06  5050円 (+20円)

06/05  5,030円 (+11円)

06/04  5019円 (+48円)

06/03  4971円 (+28円)

05/31  4943円 (+28円)

05/30  4915円 (+9円)

05/29  4906円 (-39円)

05/28  4945円 (+16円)

05/27  4929円 (-9円)

直近10日間の金相場平均価格:4,977円/g


【パラジウム相場】6日のNYパラジウム相場は、ドル安・株高・利下げ観測への期待感から買いが強まり反発。中心限月の9月限は1トロイオンス1349.10ドル(+21.80ドル)と、月初来高値を抜いて、5月30日相場以来およそ1週間ぶりの高値で取引きを終了。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測などを背景に、この日も株式相場が堅調となった事が追い風となり、パラジウムは序盤より買いが先行した。また、欧州中央銀行(ECB)の理事会での政策決定などを受けて、外国為替市場ではドルが対ユーロなどで下落。ドル建てのパラジウムは割安感が意識されたことや、テクニカルな買いも入り上げ幅を拡大。相場は一時1350ドル超まで値を伸ばすなど、堅調な展開となった。

国内のパラジウムは、急反発したNY相場を受けてプラス圏に反転。小売では1gあたり5,189円(+70円)と、月初来高値を抜いて、先月31日相場(1週間)ぶりの高値に値戻しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

06/07  5,189円 (+70円)

06/06  5,119円 (-54円)

06/05  5,173円 (+60円)

06/04  5,113円 (-11円)

06/03  5,124円 (-168円)

05/31  5,292円 (+38円)

05/30  5,254円 (+33円)

05/29  5,221円 (±0円)

05/28  5,221円 (+37円)

05/27  5,184円 (+60円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,189円/g


12:55現在の金相場は1トロイオンス1334.95ドル、パラジウムは1350.75ドル、為替は1$108円49銭前後の値動きで推移しております。

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