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2019年05月30日国内金相場は小反発したほか、パラジウムは上げ幅を拡大し3週間ぶりの高値圏へ浮上↑

【金相場】29日のNY金相場は、米中貿易摩擦の激化を懸念した世界的な株安を背景に、安全資産としての買いが入り上昇。中心限月の6月限は1トロイオンス1281.00ドル(+3.90ドル)と、買い優勢となり反発して取引きを終了。29日付の中国共産党機関紙・人民日報は、自国が世界最大のレアアース(希土類)生産国だと説明した上で、「米国の電子製品や軍事装備などは中国のレアアースに深く依存している」との論説を掲載。相次ぐ制裁関税などで譲歩を迫る米国に対し、レアアースの輸出制限によって報復する構えを示唆した。このため、米中「貿易戦争」が激化するのではないかとの懸念が広がり、投資家のリスク回避姿勢が強まったことから、「質への逃避先」である金が買われた。一方、外国為替市場では対ユーロでドル高が進み、ドル建ての金商品には割高感が生じたため上値は抑えられるも、 米国株安を意識した下支えからプラス圏を維持し、この日は買い優勢で取引きを終えた。

国内の金相場は、買い優勢となったNY相場を映して上昇。小売ベースでは1gあたり4,915円(+9円)と、小幅ながら値を上げ反発しました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

05/30  4915円 (+9円)

05/29  4906円 (-39円)

05/28  4945円 (+16円)

05/27  4929円 (-9円)

05/24  4938円 (+12円)

05/23  4926円 (-20円)

05/22  4946円 (+17円)

05/21  4929円 (-8円)

05/20  4937円 (-18円)

05/17  4955円 (-19円)

直近10日間の金相場平均価格:4,933円/g


【パラジウム相場】29日のNYパラジウム相場は、市場では株安などリスクオフムードが漂う中、引き続き押し目買いが入り3日続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1348.60ドル(+9.10ドル)と、10日相場以来およそ3週間ぶりの高値で取引きを終了。米中貿易摩擦の激化で世界景気の先行き不透明感が強まり投資家心理が後退。米国株が軟調となる中、パラジウムも序盤は小安く推移し売りが先行した。一方、需給バランスの観点から相場は次第に買い戻しが入って反発。外国為替市場ではドル買いが進むも、パラジウムは押し目を買われ一時1349.70ドルまで上げ幅を拡大した。その後、米国株の軟調さやドル高が意識され、やや上値を重くする場面もあったが、引き続き堅調地合いを維持し、そのまま高値圏で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、堅調地合いが継続したNY相場を映して上伸。小売では1gあたり5,254円(+33円)と、月初の7日相場以来およそ3週間ぶりの高値となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

05/30  5,254円 (+33円)

05/29  5,221円 (±0円)

05/28  5,221円 (+37円)

05/27  5,184円 (+60円)

05/24  5124円 (-33円)

05/23  5157円 (-37円)

05/22  5194円 (-27円)

05/21  5221円 (+64円)

05/20  5,157円 (-59円)

05/17  5,216円 (+11円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,195円/g


14:10在の金相場は1トロイオンス1279.75ドル、パラジウムは1334.55ドル、為替は1$109円68銭前後の値動きで推移しております。

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