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2015年01月07日海外相場高を映して国内金相場は続伸↑先月12日相場以来およそ1か月ぶりの高値水準へ。

【金相場】6日のNY金相場は続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1219.40ドル(+15.40ドル)と3営業日値を伸ばし、終値では昨年12月12日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値をつけて取引きを終了。リスク回避姿勢が広がった前日相場の流れ引き継ぎ、この日も金は序盤から買いが優勢の流れで推移。ギリシャの政局不安や、ユーロ圏の経済成長の鈍化、低調な内容となった米の経済指標(11月製造業新規受注高・12月ISM非製造業景気指数)を受けてリスクオフの動きが強まり金融市場全体が軟調に推移。相対的に安全資産とされる金は買いが優勢となり、上値追いの相場展開が継続した。また、中国が旧正月を控えている事から現物需要の増加期待や、この日原油相場が1バレル=50ドルを割り込むなど一段安を付けた事で、今後の2次的要因を警戒した動きが広がった事も相場の支援材料となり、金は3週間ぶりの高値でこの日の取引きを終えた。
ギリシャの選挙を25日に控え政局不安が高まる中、同国首相は「野党が政権を奪取した場合、ユーロ圏からの離脱につながり得る。」と訴えた事から市場では動向を注視するとともに、警戒感が強まっている。

国内の金相場は為替は円高に振れたものの、海外相場が上伸した事を映して続伸。小売ベースでは1gあたり5,054円(+22円)と4営業日続伸し、昨年12月12日相場以来およそ1か月ぶりの高値を付けました。


《直近10営業日の金相場価格推移(小売ベース)》

01/07   5054円 (+22円) ※最高値

01/06   5032円 (+40円)

01/05   4992円 (+27円)

12/26   4965円 (+10円)

12/25   4955円 (-20円)

12/24   4975円 (-24円)

12/22   4999円 (+10円)

12/19   4989円 (+33円)

12/18   4956円 (+45円)

12/17   4911円 (-20円) ※最安値

直近10日間の金平均価格:4,983円/g



【パラジウム相場】6日のNYパラジウム相場は反発。中心限月の3月限は1トロイオンス800.40ドル(+7.20ドル)と、昨年末(30日相場)ぶりに800ドルを回復して取引きを終了。この日の貴金属市場は、ドル安を背景に割安感から全般的に買われ堅調に推移。パラジウムは前日までに5連日値を下げた反動から序盤より買いが先行。リスク回避姿勢の高まりを受けて外為市場ではドルが軟調に推移した事や、金が上げ幅を拡大し急伸した事を眺めて、パラジウムも上値を伸ばし一時810ドルまで上昇。途中、利益確定売りや、株式相場の下落、原油安に押され上げ幅を縮小したが、結局終値では6営業日ぶりにプラスに転じてこの日の取引きを終えた。

国内のパラジウム相場は前日の海外相場がプラスに転じた事を映して反発。小売では1gあたり3,413円(+17円)と、3営業日ぶりに値を上げ反発しました。

《直近10営業日のパラジウム相場価格推移(小売ベース)》

01/07   3413円 (+17円)

01/06   3396円 (-33円)

01/05   3429円 (-76円)

12/26   3505円 (+17円)

12/25   3488円 (-17円)

12/24   3505円 (+65円) ※最高値

12/22   3440円 (+71円)

12/19   3369円 (+48円)

12/18   3321円 (+27円)

12/17   3294円 (-65円) ※最安値

直近10日間のパラジウム平均価格:3,416円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1217.65ドル、パラジウムは803.20ドル、為替は1$119円16銭前後の値動きで推移しております。

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