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毎日の地金や貴金属などの相場動向、世界情勢やマーケット市況などをご紹介。

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2019年03月28日国内貴金属は総じて軟調に推移↓金は続落したほか、パラジウムは最近の高値圏から調整され約1ヵ月半ぶりの安値水準に。

【金相場】27日のNY金相場は、世界経済をめぐる懸念が買いを誘った一方、ドル高による割高感が意識され続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1310.40ドル(-4.60ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日は、外国為替市場でドルがユーロに対して一時反発したことで割高感が意識されたほか、英政治不安がやや緩和されたことから、安全逃避の金買いは縮小し時間外取引きより小安く推移した。ただ、英国の欧州連合(EU)からの離脱時期などを巡る不透明感や、世界経済をめぐる懸念がリスク回避としての金買いを下支え、下値は限定的だった。
市場では28日に北京で再開される閣僚級の米中貿易協議や、メイ首相が議会で2度否決された政府の離脱案の可決を目指す英国の緊迫した展開に注目している。

国内の金相場は、売りが優ったNY相場を映してマイナス圏で推移。小売ベースでは1gあたり5,055円(-37円)と、値を下げ続落となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

03/28  5055円 (-37円)

03/27  5092円 (-1円)

03/26  5093円 (+38円)

03/25  5055円 (-19円)

03/22  5074円 (-27円)

03/20  5101円 (+13円)

03/19  5088円 (+9円)

03/18  5079円 (+11円)

03/15  5068円 (-29円)

03/14  5097円 (+23円)

直近10日間の金相場平均価格:5,080円/g


【パラジウム相場】27日のNYパラジウム相場は、このところの急騰に対する過熱感が意識されたほか、世界景気の減速懸念やドル高が重しとなり大幅続落。中心限月の6月限は1トロイオンス1421.50ドル(-94.40ドル)と、調整地合いとなり、先月15日相場以来およそ1ヵ月半ぶりの安値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、ドル高が重しとなり序盤より安寄りした。また、最近の最高値更新など、急騰に対する過熱感が意識され利益確定の売りが出やすかったほか、世界的な景気減速懸念を背景に先行き不透明感が広がった事も材料となり、相場の圧迫要因となり調整地合いの展開となった。
パラジウムは供給逼迫への警戒感から先週20日には、昨年8月の水準に2倍近い1トロイオンス1560.40ドルと、史上最高値を記録。年初来では363ドル超(+23%)と価格水準を切り上げ一段高で推移していた。

国内のパラジウムは、利確売りなどから調整地合いとなったNY相場安を映して大幅続落。小売では1gあたり5,664円(-367円)と、先月18日相場以来およそ1ヵ月半ぶりの安値に戻すなど、最近の高値水準から調整される展開となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

03/28  5664円 (-367円)

03/27  6031円 (-81円)

03/26  6112円 (+91円)

03/25  6021円 (-199円)

03/22  6220円 (-38円)

03/20  6258円 (+70円)

03/19  6188円 (+92円)

03/18  6096円 (-26円)

03/15  6123円 (+38円)

03/14  6085円 (+27円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:6,080円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:50現在の金相場は1トロイオンス1314.85ドル、パラジウムは1407.90ドル、為替は1$110円22銭前後の値動きで推移しております。

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