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2018年12月21日国内金相場はNY相場高を映して反転上昇↑一方、パラジウムは利確売りから反落↓

【金相場】20日のNY金相場は、ドル安や米政府機関閉鎖に対する懸念が下支えとなり急伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1267.90ドル(+11.50ドル)と、4営業日続伸し、中心終値では6月25日相場以来およそ6カ月ぶりの高値で取引きを終了。米連邦準備制度理事会(FRB)は前日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、大方の予想通り追加利上げを決定。来年の利上げ想定回数に関しては3回から2回に下方修正したが、市場が想定していたほど利上げに消極的な姿勢を示さず、景気減速懸念が再燃したことから、外国為替市場では対ユーロでドル安が進行。ドル建てで取引される金商品に割安感が生じたことから、買いが旺盛となった。また、欧米の主要株価が全面安となったほか、米政府機関閉鎖に対する懸念を受けて、投資家のリスク回避姿勢が強まったことも安全資産としての金を買う動きを促し、そのまま高値圏で取引きを終えた。

国内の金相場は、買い優勢となったNY相場を映して反発。小売ベースでは1gあたり4,915円(+17円)と、値を上げプラス圏に転じました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

12/21  4915円 (+17円)

12/20  4898円 (-18円)

12/19  4916円 (-2円)

12/18  4918円 (+6円)

12/17  4912円 (-31円)

12/14  4943円 (+1円)

12/13  4942円 (+5円)

12/12  4937円 (+11円)

12/11  4926円 (+2円)

12/10  4924円 (+31円)

直近10日間の金相場平均価格:4,923円/g


【パラジウム相場】20日のNYパラジウム相場は、利益確定売りや世界的な株安など投資家心理の後退から売りが優り反落。中心限月の3月限は1トロイオンス1191.90ドル(-9.40ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。前日引け後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)が想定よりもハト派的な内容ではなかったほか、前日終値では1200ドル台にのせるなど急騰し、史上最高値を記録した事から、この日は序盤より利益確定を目的とした売りが先行した。また、世界的に株安となったことや、米政府機関閉鎖に対する懸念を受けて、投資家のリスク回避姿勢が強まったことも意識され、この日は上値追い一服の展開となった。

国内のパラジウムは、利益確定売りに押されたNY相場を映して反落。小売では1gあたり4,951円(-60円)と、前日の上げを戻し、マイナス圏に転じました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

12/21  4951円 (-60円)

12/20  5011円 (+49円)

12/19  4962円 (-65円)

12/18  5027円 (+49円)

12/17  4978円 (-81円)

12/14  5059円 (+16円)

12/13  5043円 (+65円)

12/12  4978円 (+70円)

12/11  4908円 (+48円)

12/10  4860円 (+38円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,978円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:15現在の金相場は1トロイオンス1262.85ドル、パラジウムは1189.70ドル、為替は1$111円25銭前後の値動きで推移しております。

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