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2018年06月26日NY相場安や円高要因から、国内貴金属は総じて軟調な展開に↓

【金相場】週明け25日のNY金相場は、売り買いが交錯する中、小幅安に振れ反落。中心限月の8月限は1トロイオンス1268.90ドル(-1.80ドル)と、横ばい圏ながらマイナス圏に転じて取引きを終了。通商問題を巡って米国と中国、欧州連合(EU)は対立しており、貿易摩擦激化に対する警戒感が増す中で投資家心理が後退。金は通常リスクヘッジから安全資産として買われる側面を持つが、他資産の損失補填や持ち高調整目的の売りが出た事で相場は時間外取引より安寄りした。その後、通常取引きがスタートすると相場は買い戻しに反転。外国為替市場ではユーロ高・ドル安に振れた事や、米国株式相場が軟調な展開となると、金を買う動きも戻り下げ幅を縮小した。

国内の金相場は、週明けのNY市場の値動きや、為替要因から軟調地合いが継続。小売ベースでは1gあたり4,865円(-31円)と、マイナス圏で推移し続落しました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

06/26   4865円 (-31円)

06/25   4896円 (-22円)

06/21   4918円 (±0円)

06/20   4918円 (-31円)

06/19   4949円 (-16円)

06/18   4965円 (-77円)

06/15   5042円 (+29円)

06/14   5013円 (+2円)

06/13   5011円 (-7円)

06/12   5018円 (+39円)

直近10日間の金相場平均価格:4,960円/g


【パラジウム相場】週明け25日のNYパラジウム相場は、米中貿易摩擦への警戒感から、投資家のリスク回避姿勢が強まる中、売り込まれ反落。中心限月の9月限は1トロイオンス935.40ドル(-11.00ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。米国政府が中国企業による米ハイテク企業への投資を禁止する案を検討しているとの報を受け、世界的な貿易戦争への不安感から投資家心理が後退。株式など世界的にリスク資産が軟調となる中、景気動向に敏感なパラジウムもプラチナ同様に圧迫され軟調な展開となった。途中、ユーロ高・ドル安が進む場面では、安値拾いから下値を買い支えられる場面もあったが、米国株や商品相場の下げが重しとなり、結局売り優勢で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、売りが優ったNY相場安や、円高要因を受けて軟調地合いが継続。小売では1gあたり3,682円(-65円)と続落し、約2ヶ月ぶり(4月13日相場来)の安値に値戻す展開となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

06/26  3682円 (-65円)

06/25  3747円 (-60円)

06/21  3807円 (±0円)

06/20  3807円 (-81円)

06/19  3888円 (-5円)

06/18  3893円 (-81円)

06/15  3974円 (+16円)

06/14  3958円 (-59円)

06/13  4017円 (+5円)

06/12  4012円 (+65円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,879円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:30現在の金相場は1トロイオンス1268.15ドル、パラジウムは940.30ドル、為替は1$109円44銭前後の値動きで推移しております。

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