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2018年03月14日買いが優ったNY相場高を映して、国内貴金属も総じてプラス圏へ↑

【金相場】13日のNY金相場は、トランプ政権への先行き不安が広がったほか、ドル安・ユーロ高の進行が買い材料となり上昇。中心限月の4月限は1トロイオンス1327.10ドル(+6.30ドル)と、買いが優勢となり反発して取引きを終了。この日の金相場は、リスク選好意欲の高まりや、ドル高の流れを受けて、時間外取引では売りが先行し小安く推移した。その後、通常取引きに入ると、発表された米国消費者物価指数(CPI)が、インフレ加速を示唆する内容でなかったことなどを手掛かりに、外国為替市場ではドルが対ユーロで下落。ドル建てで取引される商品に割安感が生じ、金は買い戻しに反転した。また、トランプ米国大統領は同日朝、ツイッターで、ティラーソン国務長官を解任し、対北朝鮮・イラン強硬派で知られるポンペオ中央情報局(CIA)長官を後任に充てると発表。閣僚・高官らの相次ぐ交代劇を受けて、トランプ氏による政権運営に先行き不透明感が広がったことも、安全資産である金の下支え要因となり、この日はプラス圏で取引きを終えた。

国内の金相場は、買い優勢となったNY相場高を映して上昇。小売ベースでは1gあたり4,950円(+14円)と、前日の下げを埋めて、本日はプラス圏での値動きとなりました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

03/14   4950円 (+14円)

03/13   4936円 (-19円)

03/12   4955円 (+26円)

03/09   4929円 (-3円)

03/08   4932円 (-25円)

03/07   4957円 (+23円)

03/06   4934円 (+27円)

03/05   4822円 (-4円)

03/02   4911円 (-17円)

03/01   4928円 (-36円)

直近10日間の金相場平均価格:4,934円/g


【パラジウム相場】13日のNYパラジウム相場は、前日の安値反動による買い戻しや、ドル安を背景とした割安感が意識され急反発。中心限月の6月限は1トロイオンス991.60ドル(+23.95ドル)と、月初来高値を上抜いて、中心終値では先月末28日相場以来(2週間)ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、利益確定売りが出た前日相場の反動から、序盤より安値拾いの買いが入り小高く推移した。その後、発表された米国経済指標を受け、外国為替市場ではドル安・ユーロ高が進行。ドル建てのパラジウムは、他貴金属同様に割安感から買いが活発化し、節目の990ドルを超えて、一時この日の高値993.35ドルまで上げ幅を拡大した。その後、トランプ大統領がティラーソン国務長官の解任と、米中央情報局(CIA)のポンペオ長官を国務長官に起用すると発表したことで、米国政権への先行き不安の広がりから株価が軟調となりパラジウムも上値を抑えられるも、引き続きドル安の流れが相場を支え、この日は2週間ぶりの高値で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、堅調地合いとなったNY相場を映して反発。小売では3,607円(+59円)と、プラスサイドに転じ、3,600円台に値戻す展開となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

03/14   3769円 (+60円)

03/13   3709円 (-81円)

03/12   3790円 (+91円)

03/09   3699円 (+27円)

03/08   3672円 (-37円)

03/07   3708円 (-38円)

03/06   3747円 (±0円)

03/05   3747円 (±0円)

03/02   3747円 (-211円)

03/01   3958円 (-27円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,755円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:35現在の金相場は1トロイオンス1330.20ドル、パラジウムは991.05ドル、為替は1$106円48銭前後の値動きで推移しております。

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