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2018年03月05日週末のNY相場高を映すも、円高要因から国内金相場は小幅安に↓一方、パラジウムは前日比変わらずとなり横ばい推移。

【金相場】週末2日のNY金相場は、トランプ米大統領が鉄鋼とアルミニウムの輸入制限を発動する方針を示したことを受けて、逃避需要から金を買う動きが広がり上昇。中心限月の4月限は1トロイオンス1323.40ドル(+18.20ドル)と、4営業日ぶりに反発して取引きを終了。トランプ米大統領が前日に鉄鋼やアルミニウムなどの輸入に、追加関税を課す方針を表明した事がきっかけとなり、中国など主要な貿易相手国との関係悪化や、米景気への悪影響を警戒する動きが広がり、この日は逃避目的から金を買う動きが活発となった。加えて、この輸入制限に向けた動きを受け、外国為替市場ではドル売り・ユーロ買いが進行。ドル建てで取引される金商品に割安感が生じたことも、相場を押し上げる材料となった。

国内の金相場は、買い優勢となった週末のNY相場高を映すも、為替が円高・ドル安に傾斜した事を受けて上昇分を相殺され小幅安に。小売ベースでは1gあたり4,907円(-4円)と、横ばい圏ながら小幅に値を落とし、4日続落となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

03/05   4822円 (-4円)

03/02   4911円 (-17円)

03/01   4928円 (-36円)

02/28   4964円 (-42円)

02/27   5006円 (+19円)

02/26   4987円 (+1円)

02/23   4986円 (-26円)

02/22   5012円 (+2円)

02/21   5020円 (-21円)

02/20   5031円 (+7円)

直近10日間の金相場平均価格:4,974円/g


【パラジウム相場】週末2日のNYパラジウム相場は、前日の急落に対する安値買い戻しや、ドル安を背景とした割安感に支えられ反発。中心限月の6月限は1トロイオンス986.65ドル(+13.45ドル)と、プラス圏に転じ買い優勢で取引きを終了。前日のトランプ米大統領による鉄鋼・アルミ輸入制限の表明を受けて、他国による報復措置への懸念が浮上し、外国為替市場ではドル売りが進んだ事による割安感や、前日の大幅下落に伴う安値拾いの買い戻しも入り、この日のパラジウムは序盤より買いが先行した。また、軟調スタートとなった米国株が中盤以降にやや値を戻した事や、金やプラチナなど他貴金属の上昇につられてパラジウムも上げ幅を拡大。一時992ドル超まで買われる場面もあった。その後、ドル売り一服からパラジウムも上値を抑えられる場面もあったが、週末を控えた持ち高調整や、引き続き安値拾いの買いに支えられ、そのままプラス圏で取引きを終えた。なお、この日のプラチナの清算値は965.10ドル(+7.30ドル)と反発。2日時点での両銘柄の価格差は21.55ドル(パラジウム高)となった。

国内のパラジウムは、週末のNY相場高を映すも、円高要因から上げを相殺され横ばい。小売では1gあたり3,747円(±0円)と、前日比変わらずの値動きとなりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

03/05   3747円 (±0円)

03/02   3747円 (-211円)

03/01   3958円 (-27円)

02/28   3985円 (-54円)

02/27   4039円 (+43円)

02/26   3996円 (+38円)

02/23   3958円 (+38円)

02/22   3920円 (-43円)

02/21   3963円 (+43円)

02/20   3920円 (-32円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,923円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:10現在の金相場は1トロイオンス1328.95ドル、パラジウムは996.15ドル、為替は1$105円49銭前後の値動きで推移しております。

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