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2018年03月01日NY市場の値動きや円高要因から、国内貴金属は総じて値を下げ軟調な展開に↓

【金相場】28日のNY金相場は、売り買いが交錯した後、小幅高に振れ上昇。中心限月の4月限は1トロイオンス1317.90ドル(+0.70ドル)と、横ばい圏ながら小反発して取引きを終了。この日の金相場は、タカ派的な内容となった前日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長発言を受けて、売り優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ時間外取引より安寄りした。その後、通常取引きが始まるとドル買い一服に伴って、金への売り圧力も一服。前日に下げた反動で押し目買いが入りやすかったほか、この日はアジアや欧州の株価が軒並み下落するなど、投資家のリスク選好意欲が弱まる中、安全資産とされる金の需要も底堅く、相場は売り買いが交錯した後にプラスサイドに浮上した。

国内の金相場は、小幅に値を下げたNY相場や円高要因からマイナス圏で推移。小売ベースでは1gあたり4,928円(-36円)と、値を落としい続落となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

03/01   4928円 (-36円)

02/28   4964円 (-42円)

02/27   5006円 (+19円)

02/26   4987円 (+1円)

02/23   4986円 (-26円)

02/22   5012円 (+2円)

02/21   5020円 (-21円)

02/20   5031円 (+7円)

02/19   5024円 (-10円)

02/16   5034円 (-26円)

直近10日間の金相場平均価格:4,998円/g


【パラジウム相場】28日のNYパラジウム相場は、前日の売り反動から押し目を買われ上昇。中心限月の6月限は1トロイオンス1037.60ドル(+8.35ドル)と、プラス圏に転じ、買い優勢で取引きを終了。前日にはパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言でタカ派の見方が示され、ドル高要因から売り押されていたが、この日は時間外取引よりジリジリと買い戻しの動きが広がり堅調に推移した。また、ドル買いが一服した事に伴う割安感から買いが入ったほか、供給逼迫による需給バランスの観点からも相場を後押しし、上げ幅を広げる展開となった。その後、株安が進んだ事でやや上値を重くするも、引き続きドル安の流れが買い材料となり堅調地合いで取引きを終えた。なお、この日のプラチナの清算値は988.10ドル(+3.50ドル)と反発。26日時点での両銘柄の価格差は49.50ドル(パラジウム高)となった。

国内のパラジウムは、NY市場では買い戻されプラス圏で引けたものの、未明に進んだ円高・ドル安要因に上げを
消化されマイナス圏へ。小売では1gあたり3,958円(-27円)と、値を下げ続落となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

03/01   3958円 (-27円)

02/28   3985円 (-54円)

02/27   4039円 (+43円)

02/26   3996円 (+38円)

02/23   3958円 (+38円)

02/22   3920円 (-43円)

02/21   3963円 (+43円)

02/20   3920円 (-32円)

02/19   3952円 (+102円)

02/16   3850円 (+38円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,954円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金相場は1トロイオンス1318.75ドル、パラジウムは1038.90ドル、為替は1$106円65銭前後の値動きで推移しております。

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