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【金相場】29日のNY金相場は、ロシアとウクライナの停戦交渉の進展期待から売りが膨らみ3営業日続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1912.20ドル(27.60ドル)と、マイナスサイドで取引きを終了。この日は、ウクライナ軍事侵攻をめぐる停戦交渉がトルコ最大の都市イスタンブールで再開された。協議後には、ロシアのフォミン国防次官がウクライナ北部の首都キエフなどでの軍事作戦を大幅に縮小すると決めたとロシア通信などが報道。ロシア側交渉代表団の高官はこの決定は停戦を意味しないとしたものの、協議の進展に楽観的な見方が台頭し、投資家のリスク警戒感が後退する中、安全資産とされる金は売り優勢となり相場を圧迫された。その後、ドル安・ユーロ高に伴う割安感などから買い戻しが入るも戻りは限定的だった。ただ、ロシア軍は29日にチェルニヒウを攻撃したと伝わるなど、停戦交渉はまとまらない可能性もあり、引き続きリスクヘッジとして下支えられる場面もあった。
国内の金相場は、利確売りに押されたNY相場を映して3日続落。買取ベースでは1gあたり8,259円(-76円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
03/30 8,259円 (-76円)
03/29 8,335円 (-61円)
03/28 8,396円 (-1円)
03/25 8,397円 (+127円)
03/24 8,270円 (+110円)
03/23 8,160円 (+37円)
03/22 8,123円 (+36円)
03/18 8,087円 (+47円)
03/17 8,043円 (+55円)
03/16 7,988円 (-90円)
10日間の金相場平均価格:8,206円/g
【パラジウム相場】29日のNYパラジウム相場は、ロシアによるウクライナ侵攻を巡り停戦協議の前進で過度な供給逼迫への警戒感が緩和され売り優勢の展開に。中心限月の6月限は1トロイオンス2112.70ドル(-129.70ドル)と、3営業日続落して取引きを終了。ロシア国防省は29日、ウクライナの首都キエフや北部チェルニヒウの軍事活動を縮小すると発表。停戦協議の前進で欧米の対ロ経済制裁が緩むとの観測が浮上し、過度な需給逼迫が和らぐとの見方から、原油相場同様にパラジウムも利確売りが優勢となり序盤より軟調となった。一方で、米国は停戦協議に懐疑的な姿勢を示しているほか、先行き不透明感や、最近の調整による値頃感が意識され、引け後には買い戻しが入り一時2190ドル近辺まで上昇した。
国内のパラジウム相場は、利確売りに押されたNY相場を映し3日続落。買取では1gあたり9,598円(-456円)と、マイナス圏での値動きとなりました。中長期的な需給逼迫への警戒感から現在パラジウムは急騰中。年初来から本日までにgあたり+1,744円(+18.1%)と、価格水準を切り上げて推移中。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/30 9,598円 (-456円)
03/29 10,054円 (-358円)
03/28 10,412円 (-605円
03/25 11,017円 (+39円)
03/24 10,978円 (+27円)
03/23 10,951円 (-137円)
03/22 11,088円 (+148円)
03/18 10,940円 (+726円)
03/17 10,214円 (-77円)
03/16 10,291円 (+165円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,554円/g
14:10現在の金相場は1トロイオンス1932.55ドル、パラジウムは2215.40ドル、為替は1$121円94銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は買取ベースで金8,363円(-76円)、パラジウム9,850円(-457円)、銀110.33円(-1.54円)、プラチナ4,370円(-36円)と、国内貴金属はNY相場を映し総じて軟調な展開に。金はリスクオンムードに押されたNY相場を映し、国内でもマイナス圏で推移し3日続落したほか、銀も値を下げ3日続落。また、白金族のパラジウム・プラチナも共に軟調地合いとなりマイナスサイドでのとなりました。
【29日】NY貴金属相場(中心月終値)
金:1912.20ドル(-27.60ドル)
銀:2473.60セント(-46.00セント)
パラジウム:2112.70ドル(-129.70ドル)
プラチナ:973.00ドル(-18.10ドル)
【金相場】週明け28日のNY金相場は、米国長期金利とドルの上昇が重しとなり続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1939.80ドル(-14.40ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。インフレの高止まりが鮮明となる中、市場では米連邦準備制度理事会(FRB)が積極的な金融引き締めに動くとの観測が一段と拡大。この日は米長期金利の指標である10年債利回りが約3年ぶりの高水準付近で推移したほか、外国為替市場では対ユーロなどでのドル買いが加速したことから、金は割高感などに押されて値を下げた。また、ロシアとウクライナの両国は翌29日、トルコで4回目の対面協議を行う見通しと伝わった。ロシアが首都キエフ攻防戦などで苦戦する一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は国家の中立化についてロシア側の要求に耳を貸す姿勢を示したとされ、停戦交渉への期待も安全資産とされる金相場を下押す材料となった。
国内の金相場は、週明けのNY相場を映して続落。買取ベースでは1gあたり8,335円(-61円)と、マイナス圏での値動きとなりました。地政学リスクの高まりから金は価格水準を切り上げ、現在一段高で推移中。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
03/29 8,335円 (-61円)
03/28 8,396円 (-1円)
03/25 8,397円 (+127円)
03/24 8,270円 (+110円)
03/23 8,160円 (+37円)
03/22 8,123円 (+36円)
03/18 8,087円 (+47円)
03/17 8,043円 (+55円)
03/16 7,988円 (-90円)
03/15 8,078円 (-53円)
10日間の金相場平均価格:8,188円/g
【パラジウム相場】週明け28日のNYパラジウム相場は、原油相場の下げや過度な供給不安の緩和などが材料となり続落。中心限月の6月限は1トロイオンス2242.40ドル(-151.90ドル)と、売り優勢で取引きを終了。中国上海で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い事実上のロックダウンが導入された事で、需要後退観測などを背景に原油相場が下げた事に連れてパラジウムも時間外取引より売られ軟調となった。また、ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、29日にトルコの都市イスタンブールで停戦交渉が始まる見通しで、交渉進展への期待感から、過度な供給懸念が緩和したことも売りを誘ったほか、外国為替市場では円が対ドルで一時2.3%安の125円9銭と、約7年ぶり安値を付けるなどドルが主要通過に対して上昇した事も相場の重しとなった。
国内のパラジウム相場は、軟調となった週明けのNY相場を映し続落。買取では1gあたり10,054円(-358円)と、マイナス圏での値動きとなりました。中長期的な需給逼迫への警戒感から現在パラジウムは急騰中。年初来から本日までにgあたり+2,200円(+21.9%)と、価格水準を切り上げて推移中。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/29 10,054円 (-358円)
03/28 10,412円 (-605円
03/25 11,017円 (+39円)
03/24 10,978円 (+27円)
03/23 10,951円 (-137円)
03/22 11,088円 (+148円)
03/18 10,940円 (+726円)
03/17 10,214円 (-77円)
03/16 10,291円 (+165円)
03/15 10,126円 (-1193円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,607円/g
13:30現在の金相場は1トロイオンス1929.80ドル、パラジウムは2253.65ドル、為替は1$123円23銭前後の値動きで推移しております。
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