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2017年04月28日国内金相場は4営業日ぶりに反落し上値追いが一服↓一方、パラジウムは上げ幅を拡大し、2015年6月17日相場ぶりの高値を記録↑

【金相場】27日のNY金相場は、方向感に乏しく全体的に小動きな展開となった中、トランプ米政権の税制改革案が想定内にとどまり、売り持ちを手じまう買いが優勢となり上昇。中心限月の6月限は1トロイオンス1265.90ドル(+1.70ドル)と、小幅ながら値を上げ、4営業日ぶりに反発して取引きを終了。トランプ米政権は前日午後、法人税率の大幅引き下げを柱とする税制改革案を発表。前日の時間外取引では改革の実現性に懐疑的な見方などが広がったことから、安全資産とされる金は一時買われる場面もあったが、改革案自体はほぼ想定内の内容だったため、積極的な買いにはつながらなかった。また、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は同日の定例理事会後の記者会見で、「フォワードガイダンスの修正は議論していない」などと発言。金融緩和解除をめぐる観測が後退したことから、外為市場では対ユーロでドル高が進行し、ドル建ての金商品に割高感が生じたため、相場の上値は抑えられた。一方、朝方に発表された耐久財受注など米経済指標は強弱まちまちの内容となり、金相場はドルの値動きを睨んで売り買いが交錯する展開となった。

国内の金相場は、NY市場では小幅高に振れたものの、為替要因からマイナスに転じ4営業日ぶりに反落。小売ベースでは1gあたり4,918円(-14円)と、前日の上げを戻し、上値追いが一服する展開となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

04/28   4918円 (-14円)

04/27   4932円 (+16円)

04/26   4916円 (+2円)

04/25   4914円 (+11円)

04/24   4903円 (-9円)

04/21   4912円 (+27円)

04/20   4885円 (-19円)

04/19   4904円 (+2円)

04/18   4902円 (-9円)

04/17   4911円 (-5円)

直近10日間の金相場平均価格:4,910円/g


【パラジウム相場】27日のNYパラジウム相場は、米トランプ政権による税制改革案を好感した買いが続いたほか、テクニカルな買いが入り上げ幅を拡大。中心限月の6月限は1トロイオンス813.00ドル(+7.85ドル)と、4営業日続伸し、中心終値では年初来高値を記録した3月24日相場以来およそ1ヵ月ぶりの高値で取引きを終了。前日引け後に公表された、トランプ米政権による法人税率の大幅引き下げを柱とする税制改革案を受けた買いが継続し、この日も序盤より小高く推移した。また、800ドルを抜いた事から短期的な上昇を見込んだ買いが入りやすかったほか、金やプラチナが上昇した事も材料視され上げ幅を拡大した。途中、欧州中央銀行(ECB)ドラギ総裁の発言を受けて、外為市場ではドル高・ユーロ安が進んだ事で割高感が生じたものの、下げ渋った後は再度買い戻しの勢いが強まり、一代高値圏まで値を伸ばして取引きを終えた。

国内のパラジウムは、一代高値圏まで再浮上したNY相場を映して上げ幅を拡大。小売では1gあたり3,245円(+27円)と、3営業日続伸し年初来高値を更新。直近高値を抜いて、2015年6月17日相場以来およそ1年10ヵ月ぶりの高値を記録しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

04/28   3,245円 (+27円)

04/27   3,218円 (+38円)

04/26   3180円 (+43円)

04/25   3137円 (±0円)

04/24   3137円 (±0円)

04/21   3137円 (+103円)

04/20   3034円 (+27円)

04/19   3007円 (-65円)

04/18   3072円 (-33円)

04/17   2943円 (-32円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,127円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:55現在の金相場は1トロイオンス1267.80ドル、パラジウムは815.90ドル、為替は1$111円13銭前後の値動きで推移しております。

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