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2020年11月17日国内金相場は3日続伸した一方、パラジウムはマイナス圏で推移し5日続落。

【金相場】週明け16日のNY金相場は、新型コロナウイルスワクチン開発進展の報が下押し要因となる半面、欧米での感染再拡大懸念が下支えとなり小幅続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1887.80ドル(+1.60ドル)と、3営業日続伸して取引きを終了。米バイオ医薬品のモデルナは16日、開発中の新型コロナウイルスのワクチンに関する臨床試験(治験)で、94.5%の有効性がみられたと発表した。米製薬大手ファイザーも今月、独ビオンテックと共同開発しているコロナワクチンに高い有効性が確認されたと公表。コロナワクチンの実用化が実現すれば経済が正常化するとの期待が高まったことから、安全資産とされる金は一旦売りが先行した。ただ、欧米などで新型コロナの感染拡大が続いていることから、目先の景気悪化が懸念され金を再度買い戻すが動きが広がり、その後は下げ幅を一掃した。

国内の金相場は、買いが優った週明けのNY相場を映し小幅高に。買取ベースでは1gあたり6,941円(+1円)と、横ばい圏ながら小幅に値を伸ばし、3日続伸しました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

11/17  6941円 (+1円)

11/16  6,940円 (+17円)

11/13  6,923円 (+21円)

11/12  6,902円 (-31円)

11/11  6,933円 (+8円)

11/10  6,925円 (-137円)

11/09  7,062円 (+14円)

11/06  7,048円 (+76円)

11/05  6,972円 (-31円)

11/04  7003円 (+107円)

10日間の金相場平均価格:6,965円/g


【パラジウム相場】週明け16日のNYパラジウム相場は、新型コロナワクチンへの期待感や、米国株が史上最高値を更新するなど、投資家のリスク選好意欲の高まりを背景に買いが優り上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス2345.10ドル(+15.40ドル)と、プラス圏に転じ反発して取引きを終了。米バイオ医薬品のモデルナは16日、開発中の新型コロナワクチンに関する臨床試験(治験)で94.5%の有効性がみられたと発表した。米製薬大手ファイザーと独ビオンテックも今月、共同開発中のワクチンについて、9割超の確率で治験参加者の感染を予防する効果が確認できたと報告。相次ぐコロナワクチン開発進展で、経済活動の正常化が早まるとの期待が台頭し、米国株(ダウ工業株30種平均、S&P500種株価指数)が過去最高値するなど、投資家のリスク選好意欲が高まる中、パラジウムも一時2363.90ドルを付けるなど堅調な動きとなった。その後、他貴金属に連れて一時下げる場面もあったが、ドル安、原油高、世界的な株高が後押し材料となり、結局買い優勢で取引きを終えた。

国内のパラジウム相場は、週明けのNY相場高を映すも、為替が円高に傾斜した事や、時間外取引での戻りを受けマイナス圏へ。買取では1gあたり8,520円(-16円)と、5日続落となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

11/17  8520円 (-16円)

11/16  8536円 (-66円)

11/13  8602円 (-50円)

11/12  8652円 (-396円)

11/11  9,048円 (-49円)

11/10  9,097円 (+225円)

11/09  8872円 (+319円)

11/06  8553円 (+226円)

11/05  8327円 (-61円)

11/04  8388円 (+220円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,660円/g


10:50現在の金相場は1トロイオンス1995.60ドル、パラジウムは2341.90ドル、為替は1$104円53銭前後の値動きで推移しております。

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