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2018年02月21日国内金相場は値を下げ反落した一方、パラジウムはプラスサイドに転じ2週間ぶりの高値に回復↑

【金相場】連休明け20日のNY金相場は、ドル買いの進行や米国債利回りの上昇が重しとなり反落。中心限月の4月限は1トロイオンス1331.20ドル(-25.00ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日は主要な米経済指標の発表がなく、新規の手掛かり材料に欠ける中、外国為替市場ではドル買い・ユーロ売りが進行し、金相場は割高感に圧迫され、序盤より売りが先行した。また、前週には週間ベースで3.1%上昇するなど、2016年4月以来の大幅高となっていた事から、目先の利益を確定する動きも広がり相場を圧迫された。ただ、トランプ米政権が中国などからの鉄鋼・アルミニウム輸入を制限するため貿易制裁を科す可能性を示唆しているなど、先行きを不安視された事から、安全資産である金の需要は今後拡大する可能性があるとの見方もあり、売り一巡後は小動きな展開となった。市場の注目は、翌21日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に集まっている。

国内の金相場は、売り優勢となった連休明けのNY市場を映して反落。小売ベースでは1gあたり5,010円(-21円)と、マイナス圏での値動きとなりました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

02/21   5020円 (-21円)

02/20   5031円 (+7円)

02/19   5024円 (-10円)

02/16   5034円 (-26円)

02/15   5060円 (+24円)

02/14   5036円 (-4円)

02/13   5040円 (-1円)

02/09   5041円 (-3円)

02/08   5044円 (-41円)

02/07   5087円 (-37円)

直近10日間の金相場平均価格:5,041円/g


【パラジウム相場】連休明け20日のNYパラジウム相場は、前週相場では全日に渡り上伸していた反動から利益確定売りが出やすかったほか、ドル高に相場を圧迫されマイナス圏へ。中心限月の3月限は1トロイオンス1027.15ドル(-8.60ドル)と、7営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。この日のパラジウムは、前週末に急伸するなど週間ベースでは+72.40ドル(+7%)と、上伸していた事もあって、利益を確定する動きが出やすく取引き開始前の時間外より軟調に推移した。また、外国為替市場ではドル高が進んだ事も圧迫要因となったが、引き続き供給逼迫への警戒から買い戻される場面もあり、相場は一時プラスサイドに浮上するなど売り買いが交錯した。ただ、総じて軟調となった他貴金属の値動きや、米国株の下げを眺めてパラジウムも再度売りに反転し、結局マイナス圏で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、マイナス圏に転じた連休明けのNY相場を映すも、為替が円安・ドル高に傾斜した事もあって上昇。小売では1gあたり3,963円(+43円)と、本日貴金属では唯一上昇し、6日相場(約2週間)ぶりの高値に値戻しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

02/21   3963円 (+43円)

02/20   3920円 (-32円)

02/19   3952円 (+102円)

02/16   3850円 (+38円)

02/15   3812円 (+5円)

02/14   3807円 (-5円)

02/13   3812円 (+59円)

02/09   3753円 (-91円)

02/08   3844円 (-103円)

02/07   3947円 (-27円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,866円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:55現在の金相場は1トロイオンス1329.85ドル、パラジウムは1030.10ドル、為替は1$107円78銭前後の値動きで推移しております。

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